結婚式の入場前の演出として人気のオープニングムービー。自分たちらしい結婚式をしたいという人たちに人気です。
オープニングムービーは、その出来栄え次第で披露宴の雰囲気を大きく左右する大切なパート。そこでここでは、来てくれたゲストの方たちを楽しませたいという人に向けて、新郎新婦入場前のゲストのワクワク感を高めるオープニングムービー作成ポイントやアドバイスをご紹介します。
期待値を高めるオープニングムービーとは
- ゲストへの感謝のメッセージ
- 新郎新婦の簡単な自己紹介
- 披露宴のテーマ
- カウントダウンや字幕で開宴宣言
オープニングムービーで押さえたいポイントは、以上の4つ。
参列してくれたゲストへの感謝を伝えた後、これから入場する新郎新婦について触れ、テーマを伝えてから、新郎新婦入場へとつなげます。
自己紹介は簡単でOK。名前や年齢、職業や趣味など、2~3行のテロップで済むもので十分です。
披露宴のテーマを入れる
オープニングムービーには、2人がどんな披露宴の雰囲気を望んでいるのかを入れるといいでしょう。
「ぜひ楽しく盛り上がりましょう!」「新郎新婦の周りに遊びに来てくださいね」など、あらかじめゲストに伝えることで、自分たちの希望の披露宴が叶います。
2人らしい映像を
結婚式準備に取り掛かるドキュメンタリー、なれそめを再現した寸劇など、2人らしい演出があると盛り上がります。
新郎新婦がどんな風に披露宴を迎えたのかがわかるシーンは、ぜひ入れるといいでしょう。
映像のラストが決め手
オープニングムービーのラストは、最大の山場です。
カウントダウンはよくある演出ですが、やはり、ワクワク感を高めるためには欠かせません。少しタメの時間を作りたいなら5から、スピード感のある雰囲気にしたいのであれば3から入れるといいでしょう。
2人が扉に手をかけて、開ける瞬間に暗転して実際の扉オープンというのもおすすめ。実物が入場した時、ひときわ大きな拍手が起こります。
期待値を高めるオープニングムービーづくりのアドバイス
映像は2分前後がベスト
オープニングムービーの映像は、2分前後、長くても3分程度がおすすめ。5分以上の映像だと、ゲストが「まだかな?」とストレスを感じるようになります。
披露宴会場がゲストに開放されるのは、多くの場合15分~20分前。着席してから10分以上も待たせてしまう上に、ムービーで入場まで引っ張られると、ゲストの気持ちを疲れさせてしまいます。できるだけ短時間で作るようにしましょう。
被りのない写真を使うこと
オープニングムービーのほか、プロフィールムービーやエンドロールなど、複数の映像をつくるのであれば、同じ写真を使わないように配慮しましょう。
また、受付などに前撮り写真を飾るのなら、当日飾らない前撮り写真の中からムービー用を選ぶと◎。
宴中に何度も同じ写真が映し出されると、後半でゲストが見飽きてしまいます。
映像終わりのMCコメントはない方がスマート
オープニングムービーが終わった後、司会者から「それでは入場です」とコメントを入れると、オープニングムービーの世界に引き込まれていたゲストの気持ちを一気に現実に引き戻してしまいます。
オープニングムービーの雰囲気にこだわって作ったのなら、映像上映後に続けてすぐに入場曲を流し、パン! と扉が開く方がスマートです。
オープニングムービーと入場曲の雰囲気はリンクさせる
楽しい雰囲気のオープニングムービーのあと、突然しっとりとしたバラードで入場すると、統一感がなく、ムービーと曲のどちらの良さも生かすことができません。
オープニングムービーは、入場シーンの一環です。ムービーが明るいのであれば曲調のポップなものを、落ち着いた雰囲気のムービーならロマンチックな曲にするなど、ムービーと曲の雰囲気は合わせましょう。
パロディものは避けた方が無難
ディズニー映画のプロローグ、映画館上映前に流れる注意喚起映像、海外映画にオリジナルナレーションを吹き込んで作るなどのパロディは、多くの結婚式のオープニングムービーで使われています。
ゲストの中には「この映像、他の結婚式でも見たな」という人もいるでしょう。
オリジナリティのある結婚式を目指しているなら、なるべくパロディ物を避けるのが無難。ぜひ、自分たちのアイデアで個性的なムービーを作りましょう。
まとめ
オープニングムービーとは、新郎新婦の入場前、「これから披露宴が始まりますよ!」と伝えるための映像。
舞台でいえば「前座」のような役割で、会場の雰囲気をあたためてくれます。オープニングムービーでゲストの気持ちを惹きつけることができると、会場全体が盛り上がり、素敵な披露宴を作り上げることができるでしょう。
ゲストの期待値を高める映像づくりのために、ぜひ参考にしてください。
ウェブライターとして10年以上、さまざまなジャンルの記事を執筆する傍ら、ブライダルMCとしても活動中。ブライダル、ウェディングのトレンドや新郎新婦のニーズを日々身近に感じています。ウェディング業界に携わっているからこそ発信できる、リアリティ溢れる旬な情報をお届けします。