新型コロナウィルスの流行により、従来の結婚式とは異なる『新しいかたちの結婚式』が注目されています。一方で、従来の形式での結婚式の開催を望んでいるカップルも、多くいることでしょう。その場合に注意したいのが、結婚式での感染対策です。
アフター・ウィズコロナの結婚式では、感染対策はゲストへの最低限の配慮として重要なもの。3密を避ける工夫やもちろん、消毒の配置等にも十分に気を配り、できるだけ安全に配慮した結婚式を開催するよう心がけましょう。
今回は、結婚式において欠かせないゲストへの料理提供にスポットを当て、気を付けたいポイントを紹介いたします。アフター・ウィズコロナの結婚式を開催する予定のカップルの方は、ぜひ参考にして下さいね。
従来とどう変わる？アフター・ウィズコロナの結婚式での料理
新型コロナウィルスの流行により、安心かつ安全な結婚式の開催が重要視されている昨今。厚生労働省が発表した『新しい生活様式』を元に、公益社団法人 日本ブライダル文化振興協会では結婚式場業向けに『新型コロナウィルス感染拡大防止ガイドライン』を策定しています。
アフター・ウィズコロナの結婚式の開催は、このガイドラインが感染予防対策の1つの基準となるでしょう。今回は。このガイドラインを元に、アフター・ウィズコロナの結婚式の料理提供の注意点を考えていきます。
アフター・ウィズコロナの結婚式での料理提供の3つのポイント
アフター・ウィズコロナの結婚式では、とにかく新型コロナウィルスの感染予防に最新の注意を払わなければなりません。特に食事をする際に注意したいのが、飛沫による感染です。そのためアフター・ウィズコロナの結婚式では、飛沫感染を十分に防ぐ対策にポイントを置くよう心がけましょう。
1．ソーシャルディスタンスに配慮した席間隔
大勢のゲストが一斉に食事を行う場合、飛沫感染を防ぐためには、ゲスト同士の距離を十分にとる必要があります。十分な感覚とは、1m～2m以上。つまり、ソーシャルディスタンスを守れる距離です。結婚式場の規模によっては、ゲストの間隔を1m～2m保つのが難しいケースもあるかもしれませんが、この距離を1つの基準として、安全な結婚式を開催するよう心がけましょう。
2.大皿料理やブッフェスタイルは避ける
アフター・ウィズコロナの結婚式では、料理の提供は個人盛りが推奨されています。なぜなら、ゲスト同士のトングや箸の共有は、接触感染のリスクを高める危険性があるからです。そのため、大皿料理やブッフェスタイルの料理提供は、避けるようにしましょう。料理を個別に提供することは、アフター・ウィズコロナの結婚式での最低限のゲストへの配慮に繋がる重要なポイントです。
3.使用する食器類の徹底した消毒や洗浄
アフター・ウィズコロナの結婚式では、料理提供に使用する食器類の徹底した消毒や洗浄も必須となります。そのため、打ち合わせの段階から、感染拡大防止を防ぐ対応が可能かをしっかりと確認しましょう。また、参列するゲストの方々にも、それらの対応を提示することも大切です。ゲストの方々に式を楽しんでもらうためにも、新型コロナウィルスの感染対策への対応を、具体的に提示しましょう。
限られたルールの中で料理を楽しんでもらうためには
アフター・ウィズコロナの結婚式では、他にも注意すべき演出が各所に出てきます。定番演出である、歓談タイムや歓談中のお酌等も、飛沫＆接触感染を防ぐためにはNGとなるでしょう。また、会場の開催規模によっては、ゲストの人数を減らす必要も出てくるかもしれません。さらに、演出が削減されることにより、結婚式の開催時間の短縮も懸念されます。
そのような、限られたルールの中でも、ゲストに喜んでもらうためには料理提供に重点を置くのもおすすめです。演出が限られているからこそ、より豪華な料理を提供するのもよいでしょう。また、少人数だからこそ楽しめるような、料理やドリンクを取り入れるのも人気です。
短時間でもゲストの方に満足していただけるような結婚式のアイデアを、ぜひ取り入れていきましょう。
おわりに
多くのゲストにとって、結婚式の楽しみの1つでもある料理提供。しかし、アフター・ウィズコロナの結婚式では、しっかりとした感染対策が必須となります。
参列するゲストや家族の不安感を少しでも軽減できるよう、しっかりとした感染対策を取り入れるよう心がけるようにしましょう。また、今回紹介した対策の他にも、消毒液の配置や手洗い等の徹底も必要かもしれません。開催する会場やプランナーの方とも、綿密に話し合い、十分な感染対策を取り入れて下さいね。
北海道在住のフリーライターです。ジュエリーアドバイザーとして、約6年間マリッジ＆エンゲージリングの販売に携わってきました。また、音楽大学在籍中には、聖歌隊や楽器演奏を式場で行っていた経験もあります。これから結婚式を挙げる皆様のためになるような情報を、わかりやすくお伝えしていきます。
