新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世間には様々な影響が出ています。結婚式を延期せざるを得なくなったというカップルも、たくさんいらっしゃいますよね。そして、いつに延期すればよいのか明確な時期も見出せない状況で、不安ばかり増しているという声も。
とても辛い状況ですが、出来ないことばかり考えるのではなく、この状況でも出来そうなことに目を向けてみませんか?
今や、結婚式にも多様なスタイルが存在します。そのひとつが、ライブストリーミング婚(ライブ配信型結婚式)です。
結婚式は、本当に、全ゲストと対面する必要があるのでしょうか?コロナ禍でも、理由があって、この時期に結婚式をしたいカップルも多いと思います。
全ゲストとの対面にはこだわらない、できる範囲で対面が望ましいがゲストの安全に最大限配慮したい、このような場合には、ライブストリーミング婚という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
さまざまな会社や式場が、独自性溢れるサービスを提供しています。この記事では、いま脚光を浴びているライブストリーミング婚の概要について、ご説明いたします。
ライブストリーミング婚とは?
遠隔参加者に対し、結婚式をオンラインでライブ配信する、という手段を取り入れた結婚式のことを指します。オンライン結婚式の一種として取り扱われることもあり、ネーミングも様々です。ライブストリーミング婚、ライブ配信型結婚式の他に、WEB婚、ウェディングライブ配信といった呼称があります。
※現在、コロナ禍の影響で、ライブ配信サービスを無料で提供しているところも増えています。
例えば、アニヴェルセル株式会社では、やむを得ず欠席するゲストに、挙式のみですがライブ配信を無料で行っています。(2020年6月時点)
遠隔参加の対象は?
遠方・海外在住の方、高齢者・子ども・持病がある方やその家族、様々な理由で参加を躊躇している方など、遠隔参加のニーズは一定数あると想定されます。
通信環境があれば誰でも参加可能な、ライブストリーミング婚。式場参加のゲストにも、遠隔参加のゲストにも気持ちよく参加していただきたいですよね。
まずは全員に対して、ライブストリーミング婚であること、遠隔参加可能であることを伝えましょう。その上で、希望者に対して、遠隔参加の手配をするのがベターです。
どんなことができるの?
「ライブ配信での遠隔参加って、ちょっと味気ないな。」と思った方もいらっしゃるかもしれません。
そんなことはありません、遠隔参加のゲストも臨場感をもって楽しめる、そんなサービスもたくさんあります。例えば、遠隔参加者がVRを使用できるサービス、料理を送ってオンライン上で一緒に食事もできるサービス、ライブ配信中に遠隔参加者がチャットでコメントできるサービスなどがあります。
撮影についても、複数台のカメラで撮影し、より感動的な仕上がりにこだわるサービスもあります。
そして、正直、気になるお祝儀。こちらも、ゲストが、参加費や投げ銭といった形で送金できるサービスも充実しています。
ライブストリーミング婚のメリット
そして、もちろん、ライブストリーミング婚ならではメリットも。例えば、そのライブ映像を残しておけること。
オプションでビデオ撮影を検討していたカップルは、式場によっては、こちらの方が安く済むかもしれません。そして最大のメリットは、通常の結婚式では参加が叶わなかったであろうゲストも、自由に招待できることです。
このコロナ禍に関係なく、居住地や家庭事情、体調などにより、参加が難しかった方々もいらっしゃったと思います。そのような方々が、参加できる可能性がぐっと高まるのです。
実は、ストリーミング婚は、コロナ禍以前にはこのような使い方をされていました。
招待したい人の状況に合わせ、式場参加と遠隔参加の2パターンを用意する。
そうすることで、より多くの人に、結婚に際しての感謝を伝えられます。
このたびの新型コロナウイルス感染拡大は、世界中に悲しみをもたらしましたし、結婚式にも多大な影響を与えました。しかし、その一方で、三密を避けて日常を続けるための手段は、急速に多様化が進んでいます。
ストリーミング婚も、そのひとつです。
元々存在していたものでしたが、コロナ禍の影響で、サービスは急速に拡充しています。今後も、ストリーミング婚でできることは、どんどん増えていくことでしょう。「withコロナ」によって生まれた、新しい結婚式のかたち。それによって、これからも、明るく祝福に満ちた結婚式がたくさん実現されていきますように。
パンとコーヒー、白レバーと日本酒を愛する、30代転勤族サラリーマン。
実は、理系、そして二児の母。
あまり妻っぽくないタイプなので、家計はエリート転勤族の夫が握っている。
ライター業は、夫に内緒。
座右の銘は、「他人は自分を映す鏡」「これからの人生で最も若いのは、今日」。
夫とは遠距離恋愛中に結婚、その後1年ほど別居婚を経験。
この間、旅行三昧で、距離感覚がすっかりマヒしてしまう。
現在、同居4年目で新幹線通勤、定期代の高さには未だに慣れない。