結婚式を挙げることが決まった時、いちばん初めに考えることは何でしょうか。
- 「海が見えるチャペルがいいな。」
- 「〇〇ちゃんの式場、素敵だったなあ。資料請求してみようかな。」
- 「披露宴しっかりやりたいから、ホテルがいいな。」
そう、結婚式にはたくさんの要素がありますが、多くの人が思うのは、「どこの式場にしようか?」ということです。イベントの開催にあたっては、「いつ」「どこで」「誰と」をベースに考えていくことも多いので、当然と言えば当然です。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。絶対失敗したくない結婚式。
段取りを決める前に、ぜひご一読ください。最もよくある失敗とその対策について、分かりやすくご説明します。
結婚式の失敗談集めには意味がない?
大切な結婚式ですから、「失敗したくない、事前に人の失敗を聞いて、対策しよう。」と考える人は多いでしょう。調べれば、友人や同僚、ネット上の情報などから、色々な失敗談を知ることができます。
例えば、結婚式の費用。下見の時に提示された価格と、実際にかかった費用が大きくかけはなれてしまったという話も多いです。そして、衣装。提携の衣装室ではなかなかピンと来るドレスがなく、仕方なく妥協したというケースもあります。
その他、結婚式を構成する様々な要素に、色々な失敗談が出てきます。これらすべてに調べあげ、注意して対策することは、簡単ではありません。真面目の人ほど、山ほどの失敗談を調べ、頭をひねり、どんどん難しい表情になっていってしまいます。せっかくの、結婚式準備。ネガティブな切り口にとらわれて、それを心から楽しめないのは、本当にもったいないことです。
式場選びは何を意味するのか
はっきり申し上げると、最もよくある失敗は、「結婚式準備を、式場選びから入ってしまうこと」です。多くの場合、まずは、気になった式場を見つけて下見します。そこを気に入って、収容人数や予算などの条件に問題がなければ、式場と仮契約、ないしは契約をすることになります。
この契約、何を意味するかお分かりでしょうか。たいていの場合、式場は、衣装や花、引き出物などを担当する会社と契約しています。つまり、式場と契約するということは、衣装や花などの選択肢も自ずと決まってくるということなのです。
例えば、大きな有名ホテルの場合、チャペルや披露宴会場以外にも、これだけの要素がかなり限定的になってきます。
- 料理
- 衣装(数社あることも)
- 装花(ブーケ含む)
- 写真やビデオ関係
- プランナー
- 司会者
- アクセサリー(所持品の使用は、持ち込み料がかかる場合も)
- 可能な演出、余興
- 席次表、招待状などのペーパーアイテム
- 引き出物
- その他装飾品やイレギュラーへの対応可否など
ここまで考慮せずに、式場と契約してしまうと、要所要所で「気に入るものがない」「納得できないけど仕方ない」といった後悔が生まれる原因になってしまいます。
結婚式で失敗しないためには、きちんと納得いくまで詳細を確認してから、式場と契約するようにしましょう。
不透明で高額な費用
また、限定的になるのは種類だけではなく、費用の面でも同様です。あらゆる物が、決して安くない最低価格となっています。それは、式場側が、業者からマージンを取っているからです。
特に、ウェディング業界のマージンは割高であることで知られており、価格の半分程度をマージンとして取られることも稀ではないようです。例えば、仮に写真撮影が10万円だったとすると、式場がマージンとして5万円取り、残り5万円が撮影業者が取り分となるケースもあるのです。驚きますよね。
マージンで何割取られるのか、もちろん、消費者側には知らされません。結婚式のために、コツコツと貯金をしてきたカップルも少なくないはずです。
「有名な式場だから、高くてもしょうがないよね。」というように納得できればよいですが、そう簡単に気持ちの折り合いをつけられないカップルもいらっしゃると思います。大切な結婚式資金をどう使うのか、費用は適正で納得できるものか、今一度考えてみることをおすすめします。
世界にたったひとつだけ!「セルフウェディング」
費用面やプランに多少の不満があったとしても、それを凌駕する「この式場で結婚式をしたい!」という気持ちがあるならば、その気持ちを優先させるのも、ひとつの考え方です。逆に、「多少高くても、この式場のプランで結婚式をしたい!」というケースもあるでしょう。
一方で、セルフウェディングという方法もあります。セルフウェディングとは、自分たちの手で、結婚式の要素ひとつひとつを選択して組み合わせ、結婚式をつくりあげる方法です。こうすることで、式場と着たいドレス、飾りたい花などを、それぞれたくさんの選択肢から選び取ることができます。世界にひとつだけの、自分たちオリジナルの結婚式をつくることができるのです。
さらに、費用についても透明性が高くなるので、「明細確認がゆるいまま準備していたら、見積もりよりも200万円も増えていた!」「高すぎて、まるでぼったくり!」となる心配もありません。
セルフウェディングのメリット、デメリット
セルフウェディングは、選択の自由度が高く、費用も透明性が高い。良いこと尽くめのように見えますね。しかしもちろん、セルフウェディングにも、メリットとデメリットがあります。
主なメリットは、次のとおりです。
- 世界にひとつだけの結婚式を挙げられる(物、サービス、人、演出などの組み合わせは無限大)
- 費用が分かりやすく、格安
- 結婚式という一大プロジェクトを進める中でカップルの絆が深まる
一方、主なデメリットは次のとおりです。
- やりたい結婚式のビジョンが特にない人には、不向き
- 業者探しなどが大変
- 準備のスケジュール感やTo Doリストが問題ないか不安
メリットは十分過ぎるほどですよね。
では、このデメリットを解消、もしくは軽減することはできないのでしょうか。
手軽にセルフウェディングをするには「オールインワンセルフウェディングプランニングシステム」
今や、たくさんの情報がインターネットにあふれています。契約したい業者などを探して、コンタクトを取っていくことは、難しくはありません。しかし、平日は朝から夜まで仕事、土日にあらゆる準備を進めて・・・と、忙しいのが現実です。
時間や手間を節約したい人には、エアブライダルが提供している「オールインワンセルフウェディングプランニングシステム」がおすすめです。
これは、衣装や装花、カメラマンなどといった業者がまとまっているマーケットプレイスと、やることチェックリストやゲスト、予算などを管理できる計画ツールで構成されています。
マーケットプレイスとは、いわば、業者のスーパーマーケットです。
例えば、料理をする時に、野菜は八百屋、肉は肉屋といったように食材調達するところを、大型スーパーでまとめて買い物をすれば、かなり手間は減ります。
計画ツールは、いわば、料理をするための道具です。例えば、揚げ物をする時に温度計がない場合。
油の中に菜箸を入れて気泡具合を確認したとしても、本当に適正温度になっているのか、少し不安が残りませんか?
計画ツールは、このような不安を解消するとともに、出来上がっているツールなので、わざわざ菜箸を使って温度を推定するような手間も省いてくれます。
【まとめ】
結婚式準備で、深く考えずに、最初に式場を決めてしまうのは、もっともよくある失敗のひとつです。
式場と契約してしまう前に、その式場でできること、選択の範囲、どのような明細で費用が増加しうるかなどを、きちんと考えるようにしましょう。
つくりたい結婚式のビジョンがあり、結婚式で後悔したくないと思う人には、セルフウェディングもおすすめです。
セルフウェディングはとても大変そうに思えますが、実はそうでもありません。
例えば、オールインワンセルフウェディングプランニングシステムといった、セルフウェディングをより簡単にできるサービスを利用していきましょう。
上手にセルフウェディングをすることは、式だけでなく準備の過程も含めて、心から満足できる想い出になることでしょう。
パンとコーヒー、白レバーと日本酒を愛する、30代転勤族サラリーマン。
実は、理系、そして二児の母。
あまり妻っぽくないタイプなので、家計はエリート転勤族の夫が握っている。
ライター業は、夫に内緒。
座右の銘は、「他人は自分を映す鏡」「これからの人生で最も若いのは、今日」。
夫とは遠距離恋愛中に結婚、その後1年ほど別居婚を経験。
この間、旅行三昧で、距離感覚がすっかりマヒしてしまう。
現在、同居4年目で新幹線通勤、定期代の高さには未だに慣れない。