近年、結婚式の多様化が進み、常識に囚われない自由な結婚式を挙げたいという方が増えてきています。そんな方には、自分自身で結婚式をプロデュースする「セルフウェディング」という形がおすすめ。これから、セルフウェディングの大きな2つのメリットをご紹介していきます。
1つ目は、式場という箱の枠に囚われず、自分たちの好きなものを組み合わせた結婚式を創ることができる、ということです。
初めに結婚式場を決め、衣装やお花などの「物」から司会者やプランナーなどの「人」までの全てを、結婚式場の中で提供される商品の中から選ぶ…従来の結婚式では、これが一般的なスタイルです。しかし、
- 式場内の商品には理想にかなうものが無い
- 式場外の商品の方が気に入った
こうしたケースで、式場外の商品を利用しようとすると、「持ち込み料」という名の高額な追加料金が発生。それを避けるには、妥協してでも式場内の商品を選ぶしか無い…つまり、選択肢が必然的に狭まってしまうというのが、大きなデメリットでした。
この点、式場という枠に囚われないセルフウェディングであれば、
- 衣装はA店のものが気に入った！
- お花はB店のものにしたい！
- 司会者は知人の〇〇さんに頼もう！
と言った具合に、自分の気に入った商品やサービスを、好きなように組み合わせることが可能になるのです。
また、枠に囚われないのは、商品やサービスだけではありません。そもそも、会場自体どこを選んでも良いのです。お2人が卒業した学校の校舎、デートを重ねた公園や動物園、プロポーズを受けたレストラン…もしくは、ご自宅を装飾してアットホームな「自宅ウェディング」を創り、お食事の中にお2人やご両親の手作り料理を一品加える、なんていうのも素敵ですよね。好きな場所で、好きな商品やサービスを使い、まさに「自分たちの好きなものづくし」の結婚式を創ることができる。これこそが、セルフウェディングの大きなメリットと言えます。
そして2つ目は、費用が明確であるということです。
式場内で商品を選んでいく従来の結婚式においては、「予想以上に費用が高くついてしまった」という声がとても多く聞かれます。マージン込みの価格設定になっており、全体的に費用がお高めである式場内の商品の中から全ての物を選んでいかざるを得ず、節約しにくいのです。
この点、セルフウェディングはいわば「自分の好きなものに好きなだけお金をかける」というスタイル。こだわる部分にはがっつりお金をかけ、一方で不要なものはどんどん削ることができるので、節約しやすく、また「何にいくらお金をかけたのか」ということをお2人自身が把握しやすいというメリットがあります。
分かりやすい例として、ウェディングプランナーが挙げられます。従来の結婚式において、ウェディングプランナーは式場と契約を締結した時点で式場側から自動的に割り振られるもの。つまり、ウェディングプランナー代を削るということは必然的にできません。これに対しセルフウェディングでは、ウェディングプランナーをつけずに自分たちだけで結婚式を創るということも可能。即ちウェディングプランナー代を節約し、その分を食事代に上乗せする…と言ったことができるようになるのです。
会場・商品・サービスなど、自分たちの好きなものを組み合わせ、費用面での無駄を省き、こだわる部分にとことんこだわることができる…これが「セルフウェディング」です。こうしてお2人が協力して創り上げた結婚式は、他の人の結婚式とは一線を画したオリジナリティ溢れる内容になっているはず。お2人だけでなく、参列されたゲストの方の心にも残る、素晴らしい結婚式になるに違いありません。
大手結婚式場で勤務する中で、「当初の見積もりを大幅に上回る費用が掛かってしまった…」など、金銭面における理想と現実の差異に悩むお客様を多く見てきました。そういった悩みを解決してくれるのが”セルフウェディング”というシステムであると考えています。皆さんが内容面でも金銭面でも納得のいく結婚式を挙げられるようにという願いを込めて、1つ1つの記事を丁寧に執筆致します。
