「自分たちらしい自由な結婚式をしたい!」というカップルに人気なのが、カジュアルウェディング。
肩肘をはったようなガチガチのお堅い雰囲気ではなく、これまでの結婚式の常識にとらわれずに自由に演出できることから、年齢を問わず人気のスタイルです。
さて、カジュアルウェディングでは、新郎新婦が決めるゲストコードも個性の見せどころ。
そこでこの記事では、カジュアルウェディングで人気のドレスコードについてご紹介します。
1.デニム
ドレスコード指定で最も多いのが、デニム。
「なにかひとつ『デニム』アイテムを身につけてくる」という条件にすることが多く、女性はシャツやジャケット、男性はジーンズというのがメジャーなパターンです。
デニムをドレスコードにすることは、和やかでおしゃれな雰囲気作りができることがメリット。
ドライフラワーを使ったアンティーク風ウェディングやグリーンいっぱいのナチュラルウェディングにも最適です。
合わせて足元をスニーカーと指定する人も多いですよ。
2.チェック柄
チェック柄は、見ているだけで心が和むパターンですよね。
ギンガムチェック、タータンチェック、ブロックチェックetc・・・、どんなものでもいいので、チェック柄のアイテムをひとつ身につけてきてもらうことで、アットホームな雰囲気のパーティーを演出することができます。
ガーデンウェディングにもピッタリです。
3.カラー指定
ピンクやブルーなど、会場の装飾や結婚式のテーマに合わせたカラー指定は、会場に一体感を持たせることができます。
ハロウィンにはオレンジ、クリスマスにはグリーンや赤など、季節に因んだカラー指定もおすすめ。
過去に、新婦の真っ赤なドレスの色を引き立てるため、ゲスト全員に「全身黒」と指定したカップルがいましたが、会場装飾もシンプルだったため一層際立ってとても素敵でしたよ。
4.ビーチリゾート風
夏のウェディングにおすすめなのが、ビーチリゾート風のドレスコード。ラフでおしゃれなパーティーが叶います。
ただし、ゲストによっては「ビーチリゾート風って何?」と困惑する人もいるので、招待状には「ショートパンツや肩出しリゾートワンピでもOKです」など、具体的な例を書き添えるといいでしょう。
友人だけのウェディングパーティーや二次会など、親しい人の多く集まるウェディングにおすすめです。
5.パンツスタイル
「パンツスタイル」は、ありそうでなかなかない個性的なドレスコード。
カジュアル&スタイリッシュな雰囲気が、トレンド感のあるおしゃれな結婚式を演出します。
実際にパンツをドレスコードにしたカップルの結婚式を担当したことがありますが、結婚式では当たり前の「女性のワンピース姿」が全くないことに違和感はなく、むしろ斬新でかっこいいと感動したものです。
ドレスコードでゲスト衣装指定をする時の注意点
ドレスコードを指定する場合には、いくつか気をつけなければいけないポイントがあります。
会場によってはドレスコードNGの場合も
宗教色の強い厳かな挙式会場(キリスト教式、神前式)では、肩出しやサンダル、スニーカーなどのカジュアルは厳禁です。
また、格式の高いホテルなどでは、カジュアルなドレス指定に難色を示されることがあります。
目上の人が多い結婚式には向かない
社長や上司、親族など年配の人が多い結婚式では、カジュアルなドレスコードは失礼にあたることがあります。
ゲストが取り入れにくいものはNG
着物や浴衣などの和装は、誰もが持っているわけではありません。
また、アニメのコスプレ衣装やひげ付きメガネ、猫耳などの奇抜なものは、ゲストを困らせてしまいます。
誰もが持っている無難なアイテムやカラーを指定するようにしましょう。
ドレスコードを指定して結婚式を盛り上げよう!
ゲストのドレスコードを指定することは、結婚式の重要な演出のひとつ。
会場に一体感が出るだけでなく、ゲストにも「つながり」を感じてもらうことができ、双方にとって思い出深い一日となるでしょう。
ドレスコード指定のある結婚式を成功させるポイントは、ゲストだけでなく、会場スタッフにも着用をお願いすること。
こうすることで、さらに統一感が出て、素敵な結婚式を作り上げることができます。
ぜひ、オリジナリティあふれる二人のウェディングのための参考にしてください。
ウェブライターとして10年以上、さまざまなジャンルの記事を執筆する傍ら、ブライダルMCとしても活動中。ブライダル、ウェディングのトレンドや新郎新婦のニーズを日々身近に感じています。ウェディング業界に携わっているからこそ発信できる、リアリティ溢れる旬な情報をお届けします。