「ナシ婚」カップルが急増中!ナシ婚って何?選ばれている理由とは?

ナシ婚を選ぶ人ってどんな人?

近年「ナシ婚」という言葉を聞く機会が増えました。
これはなぜかというと、「ナシ婚」を選ぶカップルがどんどん増えているから。
一種のトレンドともなっている「ナシ婚」ですが、そもそもどんな「婚」なのでしょうか。
ナシ婚が増えている背景や実際にナシ婚をした人たちがどうしてこのスタイルを選んだかなどについてご紹介します。

ナシ婚って何?

ナシ婚とは、入挙式や披露宴を行わず、入籍のみをして夫婦になること。
「入籍届」を役所に出せば、それだけであっさり夫婦としてスタートすることができます。
近年のさまざまな事情から、挙式や披露宴を行わない「ナシ婚」を選ぶ人は年々増えており、その数は入籍するカップルの約半分に上るといわれています。

結婚式の歴史は転換期を迎えている

ゲストを招いて行う結婚式の始まりは、明治時代頃だといわれています。
欧米諸国から「結婚式をせずに夫婦になるなど野蛮だ」などと批判されたことをきっかけに「神前式」が生まれ、挙式の後に参列者にお披露目したことが、現在の披露宴の原型です。
挙式や披露宴は、夫婦になるための通過儀礼として日本人の心に根付く文化。
しかし今、その結婚式を「しなくてもいい」と考える人が増えているのです。
日本における結婚式の歴史は、今大きな転換期を迎えているといえるでしょう。

なぜナシ婚が選ばれているの?

では、今なぜナシ婚が選ばれているのでしょうか。
ここでは、ナシ婚を選んだカップルが挙げた理由のトップ3をご紹介します。

1.経済的な余裕がないため

ナシ婚を選ぶ人が最も多く挙げるのが、「お金がない」という理由。
ホテルやゲストハウスなどで結婚式をした場合の相場は約350万円で、どんなにリーズナブルな会場でも150万円程度はかかります。
若い二人にとって、この金額は大金。
非正規雇用の増加、賃金値下げ、税金増大など日本の経済事情もまた、若者の節約志向に拍車をかけています。
新居や家電の購入費用など新居のためのお金がかかり、結婚式をあきらめたという人も多いです。

2.授かり婚のため

授かり婚の場合、妊娠が発覚するのが2~3か月頃だとして、出産まで半年程度しかありません。
その間に入籍をして、生まれてくる赤ちゃんのための準備をして・・・となると、とても結婚式準備に手が回る状況ではないでしょう。
出産後も、1~2年は子供にかかりきりになり、将来子供にお金がかかることを考えると「結婚式にお金を使っている場合じゃない」とあきらめてしまいます。

3.結婚式をしたくなかったため

「結婚式にかかる費用や準備にかける時間がもったいない」という理由から、結婚式をしたくない人は意外に多いです。
また、「目立つのが嫌」とか「セレモニーが恥ずかしい」など、結婚式を敬遠する人も。
個性が尊重される時代になり、「結婚式をしなければいけない!」と固定観念を持つ人が少なくなったことも、ナシ婚が増加している理由です。

さまざまな事情でナシ婚を選ぶ人も

ご紹介したトップ3の理由のほかに、諸事情からナシ婚を選ばざるを得ないカップルもいます。

その理由としては、

・再婚
・晩婚、シニア婚
・訳あり婚(不倫など)
・親の離婚
・家族、親族の不仲
・国際結婚
・パートナー(or親)が服役中

など、挙げていくときりがありません。
人にはそれぞれの人生があり、抱える事情もさまざまです。
40代や50代、またはそれ以上の年齢で結婚する人は、多くの場合盛大な結婚披露宴は行わず、食事会程度で済ませるケースがほとんど。
どちらかが再婚、あるいはどちらも再婚の場合も、ナシ婚を選ぶことが多いようです。
また、結婚が二人だけの問題ではないからこそ、家庭の事情が理由でナシ婚を選ぶカップルも多く、「両親が離婚したため同席させるわけにいかない」と、泣く泣く断念する人もいます。

ナシ婚って後悔しない?

「ナシ婚」を選んだ時は納得していても、あとで後悔してしまう人はいます。
特に、他人の結婚式に列席したときには特にその気持ちが大きくなるようです。
また、男性が「妻に申し訳ない」と感じていたり、親が「子どもの花嫁姿を見たかった」と思っていたりと、周りが残念に思っているケースもあります。

ナシ婚は一長一短

ナシ婚は、多くの人が選ぶ結婚のスタイル。
結婚式にかかわるさまざまなわずらわしさがなくメリットが多い一方で、ナシ婚を後悔する人もいるので、ぜひ慎重に決断しましょう。
ナシ婚を選ばざるを得なかった人は、内輪の結婚披露パーティーや二人だけの記念旅行、フォトウェディングなどでお祝いをするのもいいかもしれません。
人生最大の記念日を2人が納得する形で思い出に残せるといいですね。

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