「どんな結婚式にしたいですか?」という問いに対し、「とにかくアットホームな結婚式にしたい!」とお答えになるご新郎ご新婦様、非常に多いです。そんなお2人は、自宅で手作り結婚式を執り行う「自宅ウェディング」を検討されてはいかがでしょうか?最高にアットホームな結婚式が実現できますよ!本記事では自宅ウェディングのメリットや、成功させる秘訣をご紹介します!
自宅ウェディングの歴史
まず、自宅ウェディングの歴史に簡単に触れていきます。
実は、かつての日本において、結婚式を自宅で挙げるということは極めて普通のことでした。「家婚式」と呼ばれ、自宅で着付けなどの支度をした女性が、会場となる男性側の家へ向かい、結婚の誓いをし、近所の方々も交えた盛大な宴会を行う、というのが一般的な流れだったのです。
その後、結婚式は「式場で行う」というスタイルが定着。しかし近年、結婚式の多様化が進む中で、自宅ウェディングは再度注目されつつあります。現代においては、家婚式のような形式に囚われることなく、カジュアルで自由な結婚式にされるという方が多いです。
自宅ウェディングのメリットと成功させる4つの秘訣
- 超アットホームな結婚式ができる!
- 会場費などがかからず低コスト!
- 祖父母などの高齢者や幼い子供も安心して参加できる!
- 近所の方を気軽にお招きできる!
自宅ウェディングには、このように様々なメリットがあります。しかし、専用の会場を使わない分、工夫が必要な部分があるのも事実です。自宅ウェディングを成功させるにはどうしたら良いのか、4つの秘訣をご紹介します。
①どのくらいのスペースが確保できるのかをしっかり確認する
まず、確保できるスペースの広さを確認しましょう。
・会場となる部屋(あるいは庭)の家具をどかす必要がある場合には、その家具をどこに置いておくのか
・お2人が座る高砂は部屋のどのあたりに設置するか
などの検討も必要です。そのうえで、適正なゲストの人数は何人程度なのかを検討していきます。スペースに対してゲストを招待しすぎてぎゅうぎゅう詰めになってしまった…なんてことは無いようにしましょう。
②自宅ウェディングであることを事前にゲストへ伝える
・靴を脱がなければならない
・駐車場が無い
・(スペースによっては)立食パーティー形式になる
など、自宅ウェディングには、会場を使用した結婚式とは異なる部分が多々あります。そこで、招待状を発送する段階で、ゲストには自宅ウェディングであることや注意点などを告知しておくようにしましょう。
③着用する衣装やヘアメイクについても検討する
自宅ウェディングの場合であっても、ドレスやタキシードなどの衣装を着用することが可能です。もちろん和装で臨むこともできます。しかし、当日のヘアメイクに関して、
・朝早くに近くの美容室に足を運んでやってもらう
・出張美容師を依頼して自宅でやってもらう
・自分でやる
など、その方法を事前に検討しておくことが必要になります。ドレスに比べて和装は着付けが難しく、扱っている美容室が限られてくるので、和装を検討されている方はそのあたりの確認も重要です。なお、前述のとおり、自宅ウェディングではスペースが限られることが多いので、ボリューミーで幅をとるドレスの着用などは避けた方が良いかもしれません。
④特別感を出すことを意識する
カジュアルにし過ぎるとただの宴会や宅飲みのようになってしまう可能性がある…というのが、自宅ウェディングの難しさの1つ。そういったことを避けるため、自宅ウェディングの中でも特別感を出すことを意識しましょう。
・司会者を立ててしっかり進行してもらう
・ケータリングを利用して、特別感のある料理をふるまう
・装花で会場を飾り付けたり、玄関にウェルカムボードを設置したりする
このような工夫をすることで、アットホームさの中にも結婚式らしさを演出することができますよ。
まとめ
前述のとおり、かつての家婚式は、男性(新郎)の実家で行うのが一般的でした。しかし現代ではもちろん、そういった決まりはありません。ご新婦様のご実家でも良いですし、お披露目会も兼ねてお2人の新居で行う…というのも素敵ですよね。お2人のこだわりがたくさん詰まった手作りの自宅ウェディングは、お2人だけでなく、ゲストにとっても思い出深い結婚式になることでしょう。
大手結婚式場で勤務する中で、「当初の見積もりを大幅に上回る費用が掛かってしまった…」など、金銭面における理想と現実の差異に悩むお客様を多く見てきました。そういった悩みを解決してくれるのが”セルフウェディング”というシステムであると考えています。皆さんが内容面でも金銭面でも納得のいく結婚式を挙げられるようにという願いを込めて、1つ1つの記事を丁寧に執筆致します。