ヨーロッパ生まれのグルームズマンは、最近日本で取り入れる人が多くなっている、人気の演出です。
グルームズマンは、当日の新郎の身の回りの世話や、結婚式当日のサポートなどを務めてくれる男性たちのこと。
数名の親族や親しい友人が務め、新郎新婦にとって安心感があり、アットホームな雰囲気の結婚式ができると話題です。
さて、グルームズマンは、海外と日本ではその役割に違いがあります。
この記事では、日本におけるグルームズマンの役割についてご紹介します。
日本のグルームズマン、海外との違いは?
欧米の結婚式では、ほとんどの場合で登場するグルームズマンとブライズメイド。
日本のように、結婚式に特化した専門の「結婚式場」が少ない欧米では、ウェディングには親しい人の手助けが不可欠であるため、その仕事の種類や役割は多岐にわたります。
しかし、日本の結婚式は、結婚式場やホテルのウェディングプランナーさんが至れり尽くせりサポートしてくれるため、グルームズマンが実際に行う役割は、かなり限定されたもの。
多くの場合、当日の挙式、結婚式の最中のみの手伝いとなります。
日本のグルームズマンの役割とは?
ここでは、日本のグルームズマンが行う主な役割について4つご紹介します。
1.挙式のお手伝い
グルームズマンは、挙式の時に新郎の前に入場し、ゲストの前で待機します。
新郎新婦が入場した後、誓いの言葉で読み上げるものを運んだり、リングピローを手渡したり、スムーズに式が進むよう、サポーターとして務めます。
日本では、あらかじめ新郎新婦とプランナーさんとの話し合いでグルームズマンが担当する仕事が決まっていることが多いので、自分たちで考えて動くことはほとんどありません。
2.受付を担当する
グルームズマンは、結婚式で新郎側ゲストの受付を担当することも多いです。
隣には、新婦側の受付を担当するブライズメイドがいるので、受付スペースはおそろいの衣装で揃えたブライズメイド&グルームズマンが並ぶこととなります。
統一感があり、とてもおしゃれに見えます。
3.余興などで盛り上げ役となる
グルームズマンは、余興を担当することもあります。
結婚式の盛り上げ役として重要な役割を担うので、余興では、ダンスや歌、ゲームなど盛り上がる内容のもの企画することがポイント。
漫才やコントなども人気です。
4.二次会の幹事や司会を務める
結婚式が終わった後、二次会をする場合は、二次会の幹事もグルームズマンが務めます。
二次会が決まったら、新郎新婦の担当プランナーさんにも開催場所や時間などを伝えましょう。
これはなぜかというと、二次会の場所や開始時間によって、新郎新婦の結婚式後のスケジュールを計画するから。写真撮影や二人の支度時間などは、二次会の開始時間を目安に計画されることも多いのです。
結婚式が予定時間よりも少し伸びてしまった時も、二次会の時間や場所がわかっていれば会場スタッフの安心につながります。
二次会の会場が結婚式場と提携していれば、特典として割引が効くことがあるので、ぜひ早めに伝えるようにしましょう。
グルームズマンは忙しい!
グルームズマンは、当日の挙式前に行われる挙式リハーサルに参加することとなります。
挙式リハーサルは、挙式の始まる30分から1時間前に行われることが多いため、その時間までに会場に到着している必要があります。
また、グルームズマンは、余興や受付を兼任していることも多く、余興リハーサルや受付に立っていなければいけない拘束時間を考えると、とても忙しいでしょう。
ただ、グルームズマンのスケジュールは、新郎新婦の担当プランナーさんや会場のスタッフが無理なく参加できるよう調整し、時間になれば案内してくれます。ですから、自分たちだけで慌てふためかなくても大丈夫。
初めてグルームズマンを務める人も、安心して参列することができますよ。
<h2>おわりに</h2>
日本のグルームズマンは、欧米のグルームズマンの役割に比べて、極端にやることが少ないです。
グルームズマンは、指名された時に「経験したことがない!」という人がほとんど。
しかし、手順や当日のスケジュール、役割などは、ほとんどの場合で会場のプランナーさんやスタッフが手取り足取り教えてくれるので、安心して大丈夫です。
グルームズマンに指名された時は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてくださいね。
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