大勢の人を集めて結婚式をするのではなく、写真撮影をもって結婚式とするのが、フォトウェディングです。
今、フォトウェディングを選ぶカップルは多くなっており、ブライダル業界でもフォトウェディングに対する注目が集まっています。
この記事では、結婚の記念に、スタジオやロケーション撮影で素敵な思い出を残すことができるフォトウェディングについて、基礎知識やメリット、平均相場など、役に経つ情報をご紹介します。
フォトウェディングとは?
フォトウェディングは「フォト婚」とも呼ばれ、現代のカップルに人気のウェディングスタイルの一つ。
挙式や披露宴などはせず、写真撮影をすることで、2人だけのオリジナル結婚式とするものです。
フォトウェディングは、コロナウイルス後の新たな結婚式スタイルとしても注目を集めています。
フォトウェディングの種類とは
フォトウェディングには、スタジオ撮影とロケーション撮影の2種類あります。
それぞれについてご紹介しましょう。
スタジオ撮影とは?
スタジオ撮影は、専用のフォトスタジオの中で写真を撮るもの。屋内での撮影のため天候に左右されないので、予約日に必ず決行できることがメリットです。体調が不安定になりやすい妊婦さんや小さな子供を同伴する人にもおすすめの方法です。
ロケーション撮影とは?
ロケーション撮影とは、スタジオを飛び出して屋外などで撮影する方法です。天候に左右されるものの、ダイナミックでスケールの大きな写真を撮影できることが魅力。外ロケならではの開放的な気分が表情に現れやすいので、緊張しやすい人にもおすすめです。
出会った場所や初デート場所など、2人の思い出の地での撮影もできます。
フォトウェディングのメリットって何?
大人気のフォトウェディングには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリット①リーズナブル
一般的な結婚式の平均費用が350万円程度であることに対し、フォトウェディングでは平均して10万円前後で済みます。
圧倒的にリーズナブルなので、結婚式のための費用を抑えたいカップルには特におすすめです。
メリット②事前準備がほぼ不要
フォトウェディングは、当日スタジオに行って半日程度で完了することがほとんど。ロケーション撮影でも、多くの場合は1日で完了します。
打ち合わせがあることもありますが、多くは1回きりなので、スタジオに足を運ぶ回数が少ないことがメリット。忙しくて結婚式準備に手が回らないという人にピッタリです。
メリット③小さなお子様やペットと撮影できる
フォトウェディングでは、ベビーや幼いお子様、ペットなど、大切な家族と一緒に写真を撮ることができます。万が一ぐずってしまっても、ペースに合わせて撮影をしてくれるので安心です。
フォトウェディングの相場は?
フォトウェディングの一般的な相場についてご紹介します。
スタジオ撮影の場合
スタジオ撮影の平均相場 5万円前後
写真撮影のみの場合、衣装やヘアメイク、ブーケやアクセサリーのレンタルなどはセットになっていることがほとんどです。
写真のデータ数に上限があり、30~50カット程度が最も多く、カット数が多くなるほど価格が上がります。
ロケーション撮影の場合
ロケーション(国内)撮影の平均相場・・・8万円~10万円程度
国内のロケーション撮影の場合、スタジオから現地までの送迎や衣装、ヘアメイク、写真データ料金などを含めると、10万円前後が相場です。
ロケ―ション撮影のパックには、純粋に「撮影に関するもの」しか含まれていません。
ですからたとえば、東京在住で北海道でのロケーション撮影を希望の場合、東京から札幌までの交通費や宿泊費は実費になります。
前日に現地に到着しておき、翌日に帰るスケジュールが理想的なので、最低でも2泊は必要でしょう。
ロケーション(海外)撮影の平均相場・・・15万円程度~
海外ロケーション撮影の場合は、15万円程度からというのが相場。
国内ロケ撮影と同じように、衣装やヘアメイク、データ料金などがセットになったパックで、現地までの交通費や宿泊費は、実費です。
海外でフォトウェディングをする場合、大手の会社では、現地までのエアーや宿泊を一緒に手配してくれることがあります。
海外では、撮影日を含めて3泊以上あると安心。慣れない環境や時差などで体調を崩しやすいので、スケジュールにゆとりを持つことがおすすめです。
まとめ
フォトウェディングは、手軽に結婚式をすることができる、現代のカップルにピッタリのスタイルです。
フォトウェディングの人気の高まりとともに、今、さまざまな会社から多くのサービスが提案されています。キャンペーンで大幅な割引がある場合も多いので、ぜひチェックしてみましょう。
挙式はしないけど、結婚の記念に素敵なウェディング写真を残したいという人は、ぜひフォトウェディングを利用してみてはいかがでしょうか。

ウェブライターとして10年以上、さまざまなジャンルの記事を執筆する傍ら、ブライダルMCとしても活動中。ブライダル、ウェディングのトレンドや新郎新婦のニーズを日々身近に感じています。ウェディング業界に携わっているからこそ発信できる、リアリティ溢れる旬な情報をお届けします。