ブライダルフェア参加に必要な基礎知識を学ぼう~その1~では、ブライダルフェアの概要と、参加にあたっての留意点をお伝えしました。
いよいよ今回は、ブライダルフェアでのチェックポイントや、参加後の振り返り方などをお伝えします。
各体験のチェックポイント
実際に体験できることと、それに対してのチェックポイントを解説していきます。
式場によって、どの体験ができるかは異なりますので、各フェアの内容をよく読んでから参加して下さいね。
料理の試食
結婚式のコース料理のすべて、もしくは、一部を試食できます。料理の内容はもちろんですが、式当日、ゲストをおもてなしして下さるのは、スタッフの方々です。接客の対応なども忘れずにチェックしておきましょう。
模擬挙式
ゲスト目線で、モデルカップルの挙式を見学します。せっかくの機会なので、ゲストが感じることも想像しながら、見学してみましょう。その他、挙式や衣装のイメージを固めるために、様々な角度から観察をしておきましょう。
模擬披露宴
同じく、モデルカップルの模擬披露宴を見学します。披露宴の場合は、司会進行や各種演出、コーディネートなど見所がたくさん。さらに、試食会がある場合は、この模擬披露宴内で行われることが多いです。
眺めていると、あっという間に終わってしまいますので、気疲れしない程度に様々なポイントをチェックするようにしましょう。
式場全体見学
式場の全体を案内してもらえます。式場の入り口から式場、披露宴会場はもちろんですが、その他の環境も忘れずに確認してください。
ゲスト目線では、お手洗い(パウダールーム等)、喫煙スペース、バリアフリーの度合い、送迎バスの発着場所など。自分たちや親族目線では、控室、美容室や着替え場所などです。
演出・装飾見学
模擬披露宴がない場合は、演出や装飾だけを見学することができたりします。
実際には、見学したもの以外にもたくさんの選択肢があり、装花などは季節によって変わったりもします。なので、その式場のセンスを見るという感覚で見学するのが良いかもしれません。
衣装試着
式場によっては、決められた種類の中で、衣装を試着できる場合があります。衣装のおおまかなイメージや、「このドレスで値段はこのくらいか」という費用面でのイメージをつくることができます。実際には、試着ラインナップよりずっと多くの衣装から選べるため、この試着自体はあまり気負う必要はありません。
相談会
主に、費用面での話がまとまって出てきます。担当の方が、おおよその人数や日程などベースに、見積もりを出してくれます。
さらに、当日に契約したら特典があるといった話をされることも多いです。ですが、ここは契約はせず、後日、冷静に比較検討をするようにしましょう。
ここで出される見積もりは、本当に最低限で、ほぼ確実に価格は上乗せされます。そして、一度契約してしまうと、キャンセルした場合、多大なキャンセル料が発生します。
相談会は、費用面の確認には大切な機会ですから、見学の中で気になったものの費用、見積もりの明細についての詳細確認、各種持ち込み料の有無など、具体的に何にいくらかかるのかを、できるだけ明らかにしておきましょう。
参加した後が大切!振り返りのポイント
全体の印象を振り返る
雰囲気が肌に合うか、装飾全般のセンス、スタッフたちの接客水準など、数値化や単純比較が難しいポイントは、イメージが鮮烈な当日のうちに、分かりやすくメモをしておきましょう。後日、パートナーと話し合う時にも、話がしやすくなります。
他の式場との比較
簡単で構わないので、比較表を作って記録を残しておきましょう。一覧できる表があると、後から冷静に比較するのに役立ちます。
予算面はもちろんですが、式場内各施設のメリットとデメリットが見て取れるような表があると、分かりやすいですね。
つくりたい結婚式のイメージの肉付けに使う
すでに結婚式の骨子が決まっていれば、より細かい部分のイメージ作りに活用していきます。
装花、ケーキ、照明、料理、ヘアメイクやアクセサリーなど、ブライダルフェアではたくさんのものを見ることができます。
最終的に決める式場はひとつでも、挙式や披露宴をつくっていく際に、様々な選択をしていきます。「別の式場のブライダルフェアで見た演出が素敵だったから、この式場でも似たことができるか聞いてみよう」といった具合に、得た情報はどんどん活用して、各式場の情報を引き出しましょう。
つくりたい結婚式を明確にしていくために
まだ結婚式の骨子が決まっていない場合は、ブライダルフェアで得た情報をベースに、情報収集を進めます。
例えば、大手ホテルのブライダルフェアに行ったら、思っていたよりずっと堅苦しかったという場合、自分たちの求める程度のカジュアル感はどこなら叶うのか、そのホテルの情報と比較しながら、探してみるとよいでしょう。
何か具体的なビジョンがあると、それを手がかりに情報を得やすくなるので、より効率的に、自分たちの理想を描きやすくなります。
時間も労力も少なからず必要なブライダルフェアですが、そこで得た情報は、絶対役に立ちます。せっかく参加するのですから、たくさんの情報を収集し、最高の結婚式のレシピをつくるために活用してください。
最後に、ブライダルフェアに参加すると、後日勧誘電話がかかってくることも多いですが、気にしないことです。自分たちの挙げたい結婚式が実現できる、方法や場所を見つける。まずはそれに専念して、ブライダルフェアをうまく活用していきましょう。
パンとコーヒー、白レバーと日本酒を愛する、30代転勤族サラリーマン。
実は、理系、そして二児の母。
あまり妻っぽくないタイプなので、家計はエリート転勤族の夫が握っている。
ライター業は、夫に内緒。
座右の銘は、「他人は自分を映す鏡」「これからの人生で最も若いのは、今日」。
夫とは遠距離恋愛中に結婚、その後1年ほど別居婚を経験。
この間、旅行三昧で、距離感覚がすっかりマヒしてしまう。
現在、同居4年目で新幹線通勤、定期代の高さには未だに慣れない。