一生に一度の結婚式。ウェディングドレスを着て、ケーキ入刀をして、たくさんのゲストを招待して・・・と夢がふくらむことと思います。きっと楽しく心に残る結婚式にしたいと思っていることでしょう。でも、結婚式ってそもそも何をすればいいの?どうすれば、楽しくできるの?と思っていらっしゃる方のために、今回は、ゲストの皆さんにも楽しんでいただけるような結婚式を楽しくするためのアイディアをご紹介します。新郎新婦はもちろん、ゲストの皆さんの心にもしっかり残るような結婚式にしましょう!
ウェルカムスペースの充実
ウェルカムスペースとは、その名のとおり、ゲストの皆さんを迎えるスペースです。一般的には、会場の入り口、受付付近などに設置されることが多いです。このウェルカムスペースには、新郎新婦からゲストの皆さんに「私たちの結婚式に来てくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝える役割があります。新郎新婦は、ウェルカムボードとよばれるボードを飾ったり、新郎新婦の写真を飾ったりすることによりゲストを歓迎するのです。このウェルカムスペースを使って、楽しくするアイディアをご紹介しましょう。
キャンディポットを置く
ウェルカムスペースは、ゲストを歓迎する場所です。色とりどりのキャンディポットを置いて、カラフルで楽しくおいしい空間にしてみるのはいかがでしょう。ゲストは受付をして挙式がはじまるまでの間、少し時間があります。この時間を持て余してしまうこともあります。そこで、このようなキャンディポットを置くことによって、楽しく時間を過ごしてもらおうというものです。カラフルでキュートなスペースにすれば、女性ゲストのインスタ映えスポットとしても活躍するでしょう。
新郎新婦の写真を木にぶら下げて展示
新郎新婦の写真をフォトスタンドに入れてたくさん飾るという光景はよくみられます。またガーランド風に飾る新郎新婦もいます。同じように写真を飾るのでも、遊びこころを取り入れてはいかがでしょうか。観葉植物などの木にぶら下げる方法で飾るのです。この方法だと、大きなグリーンがアクセントになってウェルカムスペースが素敵な空間になるとともに、ゲストに安らぎを与えてくれます。一箇所に飾っているわけではないので、角度を変えて木の周りをぐるぐる回りながら見ることになり、持て余した時間を有効に使っていただけることになるでしょう。
楽しく写真を撮る
結婚式には、プロのカメラマンだけでなく、多くのゲストがカメラマンになってくれます。そんなゲストの皆さんが撮りたいと思うようなスペースや小物をあらかじめ準備しておくことで、結婚式がより一層盛り上がるでしょう。ここでは、楽しく写真を撮ってもらえるようなアイディアをご紹介します。
インスタ映えスポットを作る
インスタ映えスポットは、いまや結婚式には欠かせないものとなってきました。会場の中で、1か所インスタ映えスポットを作っておくことによって、新郎新婦の中座時間や待ち時間などにゲストが自由に写真を撮ることができるので、ゲストを退屈させません。また披露宴のなかで新郎新婦がゲストと一緒に写真を撮る時間であるフォトタイムを設けることも多くなりました。その写真をこのスポットで撮るということも可能です。
写真を楽しくとるためのグッズを用意する
写真を楽しくとるためのグッズの準備も欠かせません。プロップスを新郎新婦のいるメインテーブル近くに置いて自由に使ってもらう、または各テーブルに置いておくのもよいでしょう。プロップスとは、ヒゲやくちびる、帽子などをかたどったもので細長いストローのような棒の先についている写真撮影を盛り上げる小物です。ガーランドやバルーンといったグッズを準備するのもおすすめです。
インスタントカメラの活用
スマートフォンが普及した現在、インスタントカメラはほとんど見かけなくなりましたが、あえてインスタントカメラを使うことで、盛り上がりが狙えます。インスタントカメラは、それぞれのテーブルごとに置くことをおすすめします。司会者から、どなたでもお撮りくださいというコメントを入れてもらい、好きなタイミングで好きなショットをどんどん撮ってもらいます。現像しないと何が写っているか分からないというサプライズ感もあるので、新郎新婦の楽しみも増えます。インスタントカメラのレンズ周りを新郎新婦の好きなようにデコレーションしても楽しいですね。
ゲストと一緒に楽しめる演出
ゲストと一緒に楽しめる演出を取り入れるということも結婚式を盛り上げるためには有効です。ここからは、新郎新婦も楽しめてゲストも楽しめるという演出をいくつかご紹介します。
新郎新婦との共同作業
近年、よく取り入れられているサンドセレモニーなどを取り入れるのもひとつの方法です。サンドセレモニーとは、おしゃれな透明の容器にカラフルな砂をゲストに入れてもらいます。そして仕上げとして新郎新婦が共同作業で、砂を入れてフタを閉めて完成させるというというものです。ゲストも新郎新婦と一緒に共同作業をしてもらう参加型演出といえます。ゲストに実際に作業をしてもらうことで、結婚式に参加しているという実感を、より一層感じてもらうことができる演出です。これと同じような演出で、自由にタイルを貼ってもらいアーティスティックな作品を作る演出、植樹をして新郎新婦が水やりをすることにより完成とする演出もあります。また、ゲストに協力してもらいサングリアを作るというのもおすすめです。
統一感のある演出で、一体感を楽しむ
招待状にあらかじめ、「ブルーの小物を身につけてきてください。当日、ベストブルーニストを発表します。」などといったドレスコードを記載する一文を付け加えておきます。そして、当日、オリジナリティあふれる小物を身に着けていたゲストに、ベストブルーニストとしてプレゼントを差し上げるというものです。当日までの準備をゲストも楽しんでもらい、結婚式当日は、会場にいるみんながブルーのものを身につけているという一体感を楽しむことができます。写真映えもするので全員で撮っても楽しいでしょう。また、ゲストだけでなく当日の会場スタッフにもブルーの小物を身につけてもらうようお願いするとよいかもしれません。もちろんドレス指定はブルーの小物に限らず、新郎新婦の好みのものでOKです。
まとめ
結婚式を楽しくするためのアイディアをご紹介してまいりましたが、結婚式を楽しくするためのコツは、「ゲストを飽きささない」ということです。結婚式は、新郎新婦が楽しいのは当たり前です。しかし列席しているゲストは老若男女で、趣味も好みもさまざまです。多くのゲストが楽しめるものを考えるようにするとよいでしょう。ただし、ゲストを楽しませたいと思う一心で、演出を詰め込み過ぎるのはNGです。演出が次から次へとあり過ぎて、食事もゆっくりできない、新郎新婦ともっと話をしたいのにできないということがないよう、ゆとりをもった内容にするよう心がけるとよいでしょう。アイディア次第で、結婚式はもっともっと楽しくなります。新郎新婦らしい演出で、ゲストの皆さんを楽しませてあげてください。
「結婚式大好き!」「披露宴最高!」そんな風に思っている現役のプランナー・司会者であり、フリーのライター。時代とともにウェディング業界も変化を遂げていますが、いつの時代も結婚式はキラキラしていて素敵です!結婚式の楽しさや、魅力、また業界人だからこそ書ける記事をご提供いたします。長年結婚式に携わってきた豊富な経験をもとに、新しいお幸せの一歩を踏み出すお2人の参考になさってください。