白無垢で挙式する際の髪型でお悩みの方に、綿帽子をおすすめする理由

白無垢に綿帽子がオススメな理由は?

 和装の花嫁衣裳の中で最も格式が高い「白無垢」。室町時代から着用されていた伝統ある衣装でありながら、花嫁の清楚さや神聖さを感じられることもあり、現代においても根強い人気があります。

 白無垢をお召しになることを決められたご新婦様が、次に悩まれるのが髪型ですが、筆者がおすすめしたいのは「綿帽子」です。本記事では、白無垢での挙式の際、綿帽子の着用をおすすめする3つの理由をご紹介します。

 

白無垢での挙式に使える装飾アイテム、綿帽子とは?

 そもそも綿帽子って何?という方のために、綿帽子とはどのようなアイテムなのか、簡単にご紹介します。

 綿帽子を一言で表すと、ご新婦様の頭をすっぽり覆う「袋状の被り物」。かつては外出時の防寒用として着用されていたそうですが、婚礼時の装飾品として使用されるようになりました。ウェディングドレスのベール同様、「挙式が終わるまでご新郎様以外に顔を見せない」という意味合いを持ち、ご新婦様の神聖さをより一層引き立ててくれるアイテムです。

 

綿帽子をおすすめする3つの理由

 おかつら(文金高島田)・角隠し・洋髪など、白無垢に合わせる髪型にも色々な選択肢があります。しかし、筆者のおすすめは綿帽子です。それには3つの理由があります。

 

白無垢だけに合わせられる特別なアイテムである

 おかつらや角隠しは、色打掛をはじめとする白無垢以外の和装にも合わせることが出来ます。洋髪は言わずもがな、和装だけでなくドレスにも合わせることができるヘアスタイルですよね。

しかし綿帽子は、花嫁衣装に白無垢を選んだ方だけが使える、最も格式高いアイテムです。白無垢ならではの良さと特別感を味わいたいという方にピッタリなんですよ!

 

花嫁の奥ゆかしさを増長させてくれる

 先に述べたとおり、ドレスのベール同様、ご新婦様のお顔をご新郎様以外の人から見えなくする意味合いを持つ綿帽子。綿帽子によってご新婦様のお顔が見え隠れすることにより、その奥ゆかしさが増長します。

 また、綿帽子を着用した際は、横からのアングルの写真を残すのもおすすめ。ちらっと見える横顔と、紅を引いた口元がとっても美しいですよ。

 

ヘアチェンジの時間が短縮できる

 ベール同様の意味合いを持つ綿帽子は、挙式時のみ着用し、披露宴入場時には外すのが一般的。しかし、綿帽子は簡単に外すことが可能!「綿帽子スタイル」から「綿帽子の下に隠れていたヘアスタイル」へのチェンジは、非常に短時間で終えられるんです!

 綿帽子のときのヘアスタイルって、やっぱりおかつらなの?と思われるかもしれませんが、綿帽子は洋髪の上に被ることも可能。かつては綿帽子の下=おかつらというのが鉄板でしたが、近年のトレンドはやはり洋髪ですよね。洋髪の場合、綿帽子のふんわりした柔らかいシルエットを出すために、「綿帽子キーパー」と呼ばれる補正器具を使う方も多いですよ!

 

綿帽子を選ぶ際の注意点

 このように、魅力たっぷりな綿帽子ですが、選ぶ際に気を付けて欲しい注意点が1つあります。それは「綿帽子にもサイズがある」ということです。

 大きいものを選んでしまうと顔が隠れすぎてしまう、逆に小さいものを選んでしまうと窮屈な印象になってしまうなどと言ったことが考えられます。和髪ならおかつらのサイズに合わせて、洋髪なら洋髪用に作られた綿帽子をそれぞれ選ぶと、失敗がありませんよ!

 

まとめ

 白無垢で挙式をするときのみ使用できる綿帽子は、簡単に外せることから、披露宴入場の際、短時間でヘアチェンジをしたいというご新婦様にもおすすめのアイテムです。

 格式高く、ご新婦様の清楚さや奥ゆかしさをより一層際立たせてくれる綿帽子。真っ白なものだけでなく、赤いラインが入ったものや裏地が赤いもの、更には柄入りのものまであり、デザインも豊富です。ご自身の白無垢にぴったりの綿帽子を探してみて下さいね。

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