ご新郎様が手に白いグローブを持っている写真などをご覧になったことはありませんか?このグローブは、挙式時や写真撮影時に持つものなのですが、「何のために持っているの?」など、疑問に思われる方も多いのではないかと思います。
本記事では、ご新郎様のグローブが持つ意味や、持ち方などをご紹介いたしますので、是非参考になさって下さいね!
結婚式で新郎がグローブを持つ意味
ご新郎様が結婚式でグローブを持つ意味は何なのか…。これについては諸説あるのですが、中でも特に有名な説を3つご紹介します。
1、花嫁を守る剣の象徴
かつて男性は、右手に剣・左手に盾を持ち、戦いの日々に身を投じていました。右手に握りしめたグローブは、かつての男性が常に持っていた剣を象徴するもの。この剣で、これから先の人生、花嫁を守っていくんだ!という決意を表す意味があるとされています。
2、「今日は戦わない」という意思の表れ
一方、普段は剣を持っている右手に純白の手袋を握りしめることが、「結婚式という祝いの席では戦わない」の意思表示になるという説もあります。戦乱の世で生きた男性にとって、結婚式という大切な1日を平穏に過ごすことは、大きな願いだったのかもしれませんね。
3、「大切なものに直接触れない」という敬意の表れ
その他、左側を歩く花嫁をエスコートする際、素手で触れなくてよいよう、常にグローブを持っておくという説もあります。グローブは花嫁を大切に想う気持ちの表れであるという訳です。
グローブの正しい持ち方
ご紹介したとおり、グローブを持つ意味には諸説ありますが、原則として持ち方は決まっています。ポイントは
・右手で持つこと
・グローブの指先を前にして重ね、軽く握ること
の2点です。
特に、グローブの指先が向く方向については間違えないよう注意が必要。というのも、逆に持って(指先を身体側に向けて)しまうと、決闘を申し込むという意味になってしまい、縁起が良くないのです。また、グローブを重ねる際にずれてしまうと、指先がバラバラになって見栄えが悪いので、綺麗に重ねて持つことを意識してみて下さいね。
グローブ無しで結婚式に臨んでも良いの?
本記事をここまでお読みになって、「グローブの意味は分かったけど、カジュアルな式にするし、要らないかも…」と感じられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論を言うと、いかなる事情があろうと、グローブは用意された方が良いアイテム。先にご紹介したグローブの意味を考えれば、カジュアルなお式であってもグローブをお持ちになった方が良いですし、写真撮影のときにも必要になるためです。お式などをせずフォトウェディングのみ行う予定の方も、同様の理由でグローブが必要になります。
但し、グローブに注目が集まることはほとんど無く、目立ちませんので、品質にはこだわらなくてもOK。100円ショップでも白い手袋を購入できるところがありますので、「目立たないものにはあんまりお金をかけたくない!」という方は、チェックしてみて下さいね!
まとめ
ご新郎様が持つグローブには、花嫁を大切にする思いや平和な時間への望みなど、様々な意味が込められています。持ち方を間違えると全く違う意味合いが出てきてしまいますので、しっかり確認したうえで当日を迎えるようにして下さいね。
衣装本体の手配ばかりに気を取られ、ついつい忘れてしまいがちな小物の手配。お安く入手することも可能ですので、手配漏れには要注意です!なお、衣装をレンタルで手配したという場合には、グローブもあわせて貸してもらえる可能性があります。衣装店に一度問い合わせてみて下さいね。
大手結婚式場で勤務する中で、「当初の見積もりを大幅に上回る費用が掛かってしまった…」など、金銭面における理想と現実の差異に悩むお客様を多く見てきました。そういった悩みを解決してくれるのが”セルフウェディング”というシステムであると考えています。皆さんが内容面でも金銭面でも納得のいく結婚式を挙げられるようにという願いを込めて、1つ1つの記事を丁寧に執筆致します。