花嫁衣裳を彩る「ブーケ」ですが、ドレスだけに合わせるものだと思っている方も多いのではないでしょうか。近年では和装の結婚式でも持つ方が多く、その形やタイプも様々です。和装に合わせるブーケは、衣装や髪型に合わせた「和装ならでは」のブーケが主流。そこで今回は、和装婚をお考えの方に「白無垢」「色打掛」「引き振袖」それぞれに合うブーケを一挙ご紹介します。王道から最新のトレンド、もはやブーケではないものまで…？
白無垢に合わせるブーケとは
神様の前で、婚約の誓いを立てるのにふさわしい「白無垢」。白無垢に合わせるブーケは和装ブーケの王道・「ポールブーケ」がおすすめです。丸く可愛らしいフォルムは女性らしさの象徴。白無垢の色合いに合わせて控えめなカラーや、淡いパステルカラーをチョイスすると良いでしょう。また、白無垢の裏地カラーに合わせて赤い色味で統一するのもおすすめ。
色打掛に合わせるブーケとは
和装で最も冒険ができる衣装「色打掛」。色味も柄も選ぶ花嫁さんによって全然異なる色打掛ですが、その華やかさからゴージャスでボリューム感のある「クラッチブーケ」がおすすめです。比較的たくさんの色が使われる色打掛には、どんな大輪の花が使われたブーケでも大丈夫。衣装に負けない存在感たっぷりのブーケに挑戦してみるのはいかがでしょうか。
引き振袖に合わせるブーケとは
独身最後の思い出として着られることの多い「引き振袖」。着物と帯を組み合わせて着るこちらの着こなしには、センスが光ります。そんな引き振袖には、思い切って大きなお花「一輪」や、個性的な「ドライフラワーブーケ」がおすすめ。たった一輪だけのお花は逆に花嫁さんを引き立て、キリっとクールな印象に。和装ならではの「和」のお花をチョイスするのがおすすめです。または「ドライフラワーブーケ」で、クラシカルな雰囲気を纏うのも良いでしょう。
和小物としてのブーケも！
お花だけではなく、小物を使った「和小物ブーケ」も近年のトレンドです。一風変わった和小物ブーケはゲストの目を惹くはず。どのようなものがあるか、以下でご紹介していきます。
「扇子ブーケ」
和装で手にすることが多いアイテムと言えば扇子ですが、その和小物・扇子と生花を組み合わせたものが「扇子ブーケ」です。定番の扇子に衣装と併せた色味のお花を付ければ、立派なブーケの出来上がり。華やかで一風変わった扇子ブーケは、前撮りアイテムなどにも最適です。また、お色直しと一緒にお花を付け替えれば、使いまわしも利いておすすめですよ。
「水引ブーケ」
ご祝儀などおめでたい場に度々登場する「水引」。赤と白の二色で織りなされる水引を使ったシンプルかつスタイリッシュなブーケは、特に白無垢にぴったり。髪飾りと揃えて準備しても良し、アクセントとして持つもよし。白で作ると全身純白のコーディネートが可能、赤で作るとアクセントカラーになりどちらもおすすめです。挙式後は思い出としてご両親にプレゼントしても、喜ばれるかもしれませんね。
「手まりブーケ」
手まりを模したポールブーケは和装に王道のブーケですが、その進化系が「手まりブーケ」です。花を使わず、本格的な手縫いの毬を使用したブーケはいかがでしょうか。金沢伝統の「つまみ細工」で作られた芸術的な手まりブーケを持てば、ぐっと和装のよさが引き出されることでしょう。また、後々お部屋のインテリアとしても使うことができおすすめですよ。
まとめ
近年、和装に欠かせない「和装ブーケ」。たくさんの種類や特徴を持つものがあるので、ぜひ一度じっくりと考えてみてくださいね。洋装にはない和の趣を感じさせる和装ブーケには、品格と女性らしさが表れることでしょう。
はじめまして、フリーライターのnene.と申します。現在は美容やグルメ・観光の記事執筆を主に担当しております。過去にはウェディングカメラマンをやっていたこともあり、数々の結婚式の形を見て参りました。その経験を元に、こちらでは皆様のお役に立つような記事をご提供できればと思っております。
