ご友人から結婚式の招待状を受け取ったことがある方の中には、招待状の差出人が
・新郎新婦の両親になっているケース
・新郎新婦本人になっているケース
という2つのパターンがあることにお気づきの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、招待状を作成する前に知っておきたい、結婚式招待状の差出人の謎に迫ります!
招待状の差出人=結婚式の主催者!
結論から言うと、招待状の差出人=結婚式の主催者というのが一般的な考え方です。
結婚は「家と家の結びつき」であるという考えから、かつての結婚式は両親が主催するのが普通でしたが、近年では、衣装や演出などといった内容全般を、新郎新婦自身が考えるスタイルが増えていますよね。
しかし、必ずしも「結婚式の内容を考えた人=主催者」の方程式が成り立つわけではありません。重視すべきはお金の出所。例えば、ご両親から資金援助を受けているにも関わらず、自身の判断で新郎新婦を主催者として招待状を発送してしまっては、ご両親に対し失礼です。特に受けた資金援助が多額である場合には、ご両親を主催者とすべきであると言えるでしょう。
【「差出人はご両親と話し合って決める」が最重要!】
前項では
・招待状の差出人=結婚式の主催者である旨
・主催者を決める際は、お金の出所を意識すべきである旨
をご説明しましたが、何よりも重要なのは、「ご両親と新郎新婦で誰を主催者にするか話し合い、双方が納得する形で招待状を発送すること」です。話し合いの結果次第では、ご両親から多額の資金援助を受けていても新郎新婦本人を主催者とするケースや、その逆もあり得ます。
お金の出所に関わらず結婚式の主催者を決める方法の一例をご紹介します。
- ゲストの顔ぶれで決める!
先に述べたとおり、かつての結婚式では、主催者=両親であるのが一般的でした。そのため、年配のゲストの中には、それが当たり前だと考えている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、年配の方や職場の上司などを多く呼ぶ結婚式であれば、ご両親を主催者にすると安心であると言えます。
逆に、同世代のご友人のゲストが多い、カジュアルな結婚式の場合には、堅苦しくならないよう、新郎新婦を主催者とする招待状を発送すると良いでしょう。
中には、「高齢のゲストや親族には親名義の招待状を発送して、友人には新郎新婦名義の招待状を発送する」といった具合に、ゲストごとに招待状を使い分ける方もいらっしゃいます。2種類の招待状を準備しなければならないこともあり、少々手間はかかりますが、それぞれのゲストのニーズに適した招待状を送ることができる方法であると言えますね。
- 締めの挨拶を誰がするかで決める!
披露宴の最後に、出席してくれたゲストに感謝の意を伝える締めの挨拶には、主に
・ご新郎様が行うケース
・お父様が行うケース
という2パターンがあります。
これは、締めの挨拶=主催者が行うというのが一般的であるため。両親が主催者の場合、ご新郎様のお父様が挨拶を行うことが多いです。
しかし中には、人前に立って挨拶するのが苦手…というお父様もいらっしゃいますよね。我が子の結婚式はただでさえ緊張するもの。ご両親に無駄なプレッシャーは与えたくない!少しでもリラックスして結婚式を楽しんで欲しい!という場合には、新郎新婦を主催者とするのがおすすめです。
【まとめ】
「結婚式招待状の差出人が、両親になっている場合と、新郎新婦になっている場合があるのは何故だろう…?」
このような疑問を抱いていた方、本記事を読むことで、答えが見つかりましたでしょうか。差出人を誰にするか決めることは、即ち結婚式の主催者を決めることでもあります。何となく決めるのではなく、ご両親を交えてしっかり話し合ったうえで決めるようにして下さいね。
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