世界中で猛威をふるっている、新型コロナウイルス。日常生活のあらゆる物事に、大きな影響が及んでいます。「ウィズコロナ」が明ける見通しは立っておらず、それ故に、結婚式や新婚旅行について悩まされているカップルも多いことと思います。見えない敵、そして未知の部分が多いウイルスとの闘いですから、今後も、流動的に体制が変わっていくことは否めません。
しかしその中であっても、結婚式や新婚旅行、できる限りのことはやりたいですよね。この記事では、特に判断が難しい新婚旅行について、現状を踏まえながら、解説していきます。
コロナ後、アフターコロナはいつやってくる?
いまはまさに、ウィズコロナ。
日本でも、新しい生活様式で感染を抑えながら日常生活を続けられるような体制が、確立されつつあります。
もちろん、新型コロナウイルスに関しては、ワクチンや特効薬の開発が世界中で進められています。しかし、ウイルス自体も突然変異を繰り返していることも考慮すると、全世界で「アフターコロナ」がやってくるのはいつになるのか、まったく分からない状況です。専門家によっては、数年は「ウィズコロナ」で生活を続けていくことになる可能性を示唆する人もいます。現時点では、長期戦になる可能性を覚悟する必要はありそうですよね。
国内においては、2020年4月からの緊急事態宣言で、第一波はある程度落ち着いたと言われています。今後やってくるかもしれない第二波、第三波を考えると「アフターコロナ」の時期が不透明であることは事実ですが、世界全体よりは、見通しが立ちやすいと想定されます。
海外渡航制限の現状(2020年6月16日時点)
実は、日本からの渡航者や日本人に対して入国制限措置をとっている国・地域は、178にものぼっています。
残念ながら、それがいつ解除になるか、その見通しもたっていません。
新婚旅行は国内の方が行きやすい?
上記のことを踏まえると、1~2年以内には絶対に新婚旅行に行きたい!という場合には、国内がおすすめです。
もちろん、国内旅行についても時期を見極める必要がありますが、海外旅行よりはぐっと敷居が低くなります。
日本国内にも、素晴らしい場所はたくさん存在します。海外顔負けの美しいリゾート、雰囲気溢れる特別な温泉宿、雪深い幻想的な景色など、四季のある島国だからこその多様性があるのです。もちろん、離島もたくさんありますので、まだ未踏のリゾートもきっとあるはずです。
それでもやっぱり海外に行きたい!
一生に一度の新婚旅行だから、時期は問わず、海外の行先にこだわりたいというカップルもいらっしゃると思います。
海外旅行をするには、渡航・入国の制限が解除されることが前提となります。感染者数が一定程度まで落ち着いた国々では、徐々に入国制限の緩和などが検討され始めているようです。中でも、ギリシャは、2020年6月15日より日本からの入国制限を解除しました。(※1)ギリシャは、欧州の中でも感染者数が少なく、総感染者数3,121人、新規感染者数9人という状況です。(※2)日本よりもずっと少ない数字ですよね。当然ながら入国制限の緩和は、感染が低く抑えられている国同士で、検討されていくものです。
「アフターコロナ」がいつやっていくるのか見通しが立たない以上、旅行できるタイミングで、旅行できる国への渡航を検討するような形になりますが、どうしても海外旅行をしたいと考えるカップルは、慎重に検討を重ねましょう。
(※1)一部空港からの入国・直行便のみ。
ただし、日本からギリシャへの渡航については、外務省より中止勧告が出ているため、要注意。
(※2)6月15日時点、WHOホームページ「国・領域別 COVID-19確定例数、および感染拡大状況」参照。
「行きたかった場所に行けない」というカップルは、たくさんいらっしゃることでしょう。新婚旅行だけでなく、海外挙式も兼ねて考えていたカップルには、特につらい状況ですよね。
しかし、旅行しづらい時だからこそ、比較的低価格で旅行しやすいというメリットも。国内で見てみても、高級宿がお安くなっていたり、お得なクーポンが発券されていたりします。
また、今後、国内旅行活性化の施策も行われる予定です。思い切って目線を変えてみると、新婚旅行における新たな楽しみが見つかるかもしれません。
パンとコーヒー、白レバーと日本酒を愛する、30代転勤族サラリーマン。
実は、理系、そして二児の母。
あまり妻っぽくないタイプなので、家計はエリート転勤族の夫が握っている。
ライター業は、夫に内緒。
座右の銘は、「他人は自分を映す鏡」「これからの人生で最も若いのは、今日」。
夫とは遠距離恋愛中に結婚、その後1年ほど別居婚を経験。
この間、旅行三昧で、距離感覚がすっかりマヒしてしまう。
現在、同居4年目で新幹線通勤、定期代の高さには未だに慣れない。