新型コロナウィルスの影響を受け、私たちの生活は大きく変化している昨今。結婚式の形も、大きく変化しようとしています。
インターネットを利用した、オンラインでの結婚式等も注目を集めていますが、従来の結婚式を開催したいと願うカップルも多いことでしょう。一方で、今後の結婚式の開催規模は、どう変わっていくのでしょうか。
今回は、アフター＆ウィズコロナの結婚式にスポットをあて、結婚式の開催規模について考えていきます。新しい生活様式を意識しながら、二人の門出を美しく彩る結婚式を計画していきましょう。
アフター＆ウィズコロナで結婚式の規模はどう変わる
当たり前の生活が、当たり前ではなくなってしまった今。結婚式の開催規模について、悩んでいるカップルも多いのではないでしょうか。
2020年5月4日に政府が発表した「新しい生活様式」。実は、この「新しい生活様式」には、結婚式等の冠婚葬祭も含まれています。
冠婚葬祭などの親族行事
・多人数での会食は避けて
・発熱や風邪の症状がある場合は参加しない
【引用元：厚生労働省】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
アフター＆ウィズコロナの結婚式では、「新しい生活様式」とゲストへの配慮を意識しながら、開催規模を検討する必要があります。
結婚式の規模の縮小は避けられない
新しい生活様式を意識した場合、挙式や披露宴の規模の縮小は避けられません。そのため、従来のゲストよりも、少人数で式を開催することになるでしょう。
一方で、開催規模は結婚式を行う場所によっても異なります。結婚式を行う場所に合わせながら、結婚式の開催規模を綿密に検討しましょう。また、延期を決定したカップルは、この期間を利用し、ゲストの人数や席順を考え直す必要もあるかもしれませんね。
屋外やガーデンでの結婚式でも規模の縮小は必要？
現在は、屋外やガーデンでの結婚式を検討＆開催しているカップルも多く存在します。このような屋外やガーデンという環境でも、ゲストの人数を減らす等の規模の縮小は必要なのでしょうか。
アフター＆ウィズコロナの結婚式では、ゲストの席の間隔を十分に開ける必要があります。例えば、5人掛けのテーブルであれば、そのテーブルに2人～3人程度しか着席できません。
一言に屋外やガーデンといっても、その広さはさまざま。しかし、どんなに広い規模の会場でも、1つのテーブルに着席するゲストの数は限られます。そのため、規模の縮小は避けられないといえるでしょう。
開催規模を縮小したくないカップルにおすすめのアフター＆ウィズコロナの結婚式
規模の縮小が避けられない、アフター＆ウィズコロナの結婚式。しかし、大切な親族や友人を、できるだけ招待したいというカップルも多いことでしょう。その場合には、さまざまな結婚式のかたちを、組み合わせるというアイデアもおすすめです。
結婚式と結婚パーティーを組み合わせる
アフター＆ウィズコロナの結婚式では、ゲスト同士の十分な席の間隔が必要になります。そのため、よっぽど広い会場ではない限り、ゲスト人数は限られた人数になるでしょう。
この場合におすすめなのが、結婚式と結婚パーティーを分けるというアイデアです。例えば、互いの親族とは結婚式を従来通り行い、親しい友人とは結婚パーティーを開催するというもの。このように結婚式の形態を分けることで、短時間ながら多数のゲストに結婚をお披露目できます。
特に、親族に高齢者がいるカップルには、このアイデアはおすすめ。ゲストの年代を分けることで、高齢者の感染リスクをできるだけ減らすことができますよ。
結婚式とオンライン結婚式を組み合わせる
カップルの中には、親族や友人が遠方で暮らしているという方々も多いのではないでしょうか。今後の状況を考えた場合、県をまたいでの移動等が懸念されるケースも、ないとは言い切れません。
その場合におすすめなのが、結婚式とオンライン結婚式を組み合わせるというアイデアです。限られたゲストで結婚式を開催しながら、その様子を配信することで、遠方のゲストも気軽に参加が可能。自宅にいながら、二人の結婚式の雰囲気を楽しむことができます。
また、日本国内はもちろん、海外に在住の方も参加できるのが、オンライン結婚式の最大のメリット。汎用性の高いこのアイデアは、結婚式の新しいかたちとして人気を集めていますよ。
おわりに
新型コロナウィルスの影響で、結婚式を延期したものの、今後どのように結婚式を開催すべきなのか迷っているカップルも多いことでしょう。これから、どのように世の中が変化していくのか、今ははっきりとわからないのが現状です。
従来の結婚式を開催するのが、本来の理想なのは全てのカップルの願いでしょう。一方で、現在の状況下では、「新しい生活様式」を意識した結婚式が、必要不可欠になります。
お二人の結婚式を楽しみしているのは、ゲストの方も同じです。従来の結婚式にできるだけ近づけるよう、さまざまなアイデアを取り入れながら、結婚式準備を進めていってくださいね。
北海道在住のフリーライターです。ジュエリーアドバイザーとして、約6年間マリッジ＆エンゲージリングの販売に携わってきました。また、音楽大学在籍中には、聖歌隊や楽器演奏を式場で行っていた経験もあります。これから結婚式を挙げる皆様のためになるような情報を、わかりやすくお伝えしていきます。
