神前式結婚式のながれと相場は?

神前式結婚式の流れと相場について学ぼう

神社での結婚式が気になるあなたに!「当日の流れ」と「挙式にかかる費用」から見る、カップルとゲストに嬉しいポイントを検証!

時代が変わっても“和婚”の魅力は変わりません。
とはいえ、結婚式を神社で挙げるカップルはチャペルにくらべて、やや少数派。

そこで、神社での結婚式が気になるあなたに、「当日の流れ」と「挙式にかかる費用」について紹介します。ゲストに喜ばれるポイントも満載なので、神社婚を選ぶ参考になさってくださいね。

当日の流れ

集合・お支度

まずは決められた場所で、ヘアメイクやお着替えを済ませます。
披露宴会場と神社が別の場所の場合は、披露宴会場で行います。基本的に神社まで送迎のサービスもセットになっています。
ゲストの方は、神社に集合いただきお控室でお待ちいただくことが多いようです。
早めに到着した方は、神社でおみくじを引いたり、緑の美しい境内で記念撮影をしていただく余裕もあります。

親族紹介

新郎新婦が整ったところで、それぞれの親族控室へ。親族に晴れ姿をゆっくり見てもらえるひと時です。係の誘導で、親族紹介を行うお部屋に移動します。
両家の代表者、もしくは新郎新婦自身から一人ずつ関係を紹介します。「父方の従兄弟、〇〇です。」など、簡単で結構です。または、自己紹介形式の場合もあります。

移動

控室から神社の本殿に移動します。先頭からの並び順は、係りが丁寧に示してくれます。新郎新婦には担当の介添えが式の終了までそっと寄り添ってくれるので安心です。このタイミングで、新郎新婦の親御さんがそっと心付け(チップ)を渡すこともあります。

参進(さんしん)
手水(てみず・ちょうず)でお清めした後、雅楽の調べと共に、本殿へと向かいます。赤い毛氈(もうせん)を進む花嫁行列の一員になれることは、一生のうちで何度もないことだとゲストに喜ばれる儀式の一つです。
神社の境内を進む場合は、一般の参拝客から温かな視線やカメラを向けられること間違いなし。実際体験した花嫁さんは、「見知らぬ人からも祝福されている幸せを感じた」と、素晴らしい思い出になるようです。

修祓(しゅばつ)

本殿では、新郎新婦それぞれの参列者の席に通されます。ここで、参列者全員の罪穢れを祓い心身を清める儀式が修祓(しゅばつ)です。神職が祓詞(はらいことば)を奏上し、大麻(おおぬさ)でお祓いを行います

献饌(けんせ)

新郎新婦が神様に感謝し、お米などをお供えする儀式が献饌(けんせ)です。事前に行う場合や、御神酒と水の器の蓋を取る動作で代用されることもあります。

祝詞奏上(のりとそうじょう)

神職が新郎新婦の結婚を神様に奉告し、行く末長くお守り頂けるよう祈ります。

誓詞奏上(せいしそうじょう)

新郎新婦が神前に進み、誓いの言葉である誓詞を奏上します。新郎が懐から蛇腹に折った紙を取り出して読み上げます。事前に言葉が準備されたものを渡されますので、自分の名前を入れるだけですが、「新郎が格好良く見えた」という声が聞こえる、新郎の見せ場でもあります。

三献の儀(さんこんのぎ)

おなじみの「三々九度」です。新郎新婦が、神前に供えた御神酒を交わし、夫婦の契りを結びます。三回に分けて三杯の御神酒を飲むことから「三々九度」と言います。一回目、二回目は口をつける程度、三回目は飲み干します。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

「玉串」とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけたもので、神様と人の心をつなぐ橋渡し役とも言われています。巫子から受け取った玉串の根元を神前に向けて供え、二拝・二拍手・一拝します。続けて、媒酌人もしくは両家親族代表が玉串奉奠を行う場合もあります。

指輪交換の儀(ゆびわこうかんのぎ)

新郎から新婦、新婦から新郎の順に、結婚指輪を互いの左手薬指にはめ合います。

巫女舞奉奏の儀(みこまいほうそうのぎ)

雅楽の演奏に合わせて、巫女がお祝いの舞を神様に捧げ、ご参列者一同に福を授けます。能楽のような伝統芸能を間近で観る感動と、巫女の振る鈴の音が記憶に残る、特別な演出です。

親族固めの盃(しんぞくかためのさかずき)

ご親族の皆様の前に用意された盃に、巫子がお神酒を注ぎます。全員が起立し、そのお神酒を飲み干すことで、両家が親族の契りを交わした証となります。

退下(たいげ)

神前に拝礼し、結婚式を執り納めます。神社から新郎新婦に記念品が贈られることもあります。係の誘導で、記念撮影の場所まで移動します。

写真撮影

見栄えのよい集合写真になるように、カメラマンが立ち位置を指示してくれます。着物を着て行くと、華やぎを与えてくれる存在として特に喜ばれます。新婦の振袖や家に受け継がれている着物を、姉妹や従姉妹がこの機会に身につけるのも素敵です。

挙式にかかる費用

挙式料

神社での挙式の場合は、「挙式料」は20万円程度です。ポイントは「初穂料(玉串料)」込みの価格かどうかです。初穂料とは、挙式の謝礼として神社に納めるお金です。挙式料に含まれているところと、別途数万円を納めるところがあるので確認してください。

衣装代

新婦白無垢15万円~・色打掛は20万~、新郎紋服は10万~。ここから、点数やクオリティで加算されるイメージです。
神前式の必須アイテムである和装の衣装ですが、ほぼ100%レンタルとなります。白無垢のほか、赤や黒などの色打掛も魅力的です。「角隠し」「綿帽子」も衣装代に含まれます。
和装の衣装はバリエーションが豊富な分、価格の幅も広くなります。
新作である・手縫いの刺繍が豪華な一点もの、などは、レンタル料が高めに設定されています。一方、機械仕上げの刺繍をあしらったものなどで価格を抑えることができます。よほど着物に詳しい人が見ない限りほとんど差を感じないのですが、このあたりは新婦のこだわりで選んでください。
外部レンタルショップを利用して衣装を持ち込む場合は、持ち込み料がかかる場合が多いので確認が必要です。

美容着付け(着付けとヘアメイク)料

10万円程度
新婦の着付けとヘアメイクの他、新郎の和装も着付けが必要です。ここでは、すべてまとめた金額の相場として示しています。

日本髪と水白粉で仕上げるクラシカルなメイクは、神社挙式の醍醐味です。白塗りの心地よさと非日常の美しさは、ほかでは経験することができないものですから、費用をかける価値があるといえるでしょう。ロングヘアの場合は地毛で日本髪を結うこともできますが、高度なテクニックが必要な分、高額になります。かつらを着用した方が無難です。

一方、ここで洋髪を選ぶとかなり費用を抑えることができます。メイクもいわゆる白塗りではありません。洋髪の場合は、白無垢ではなく色打掛が選ばれます。神社挙式とはいえ、カジュアルなムードで楽しみたいカップルにはおすすめです。

挙式写真撮影料

10~25万円程度
撮影そのもの(挙式撮影・集合写真などの指定撮影、披露宴撮影)と、写真代金やアルバム作成料がプランに組み込まれて、10~25万円程度が相場となっています。

本殿での挙式撮影は、普通、指定カメラマンのみが許可されています。指定カメラマンならば、アングルやタイミングもばっちり決めてくれるので安心です。外部のカメラマンに依頼するのは、持込料も発生するため、ハードルが高くなります。
ちなみに、動画撮影については別料金のところが多いようです。

セットプランの活用がおすすめ!

神社でも結婚式場でも、多くの場合セットプランが用意されています。挙式・披露宴の料理や演出・衣裳・ヘアメイク・撮影の他、招待状・引出物まで、すべてをまとめることで大きな割引料金となっています。
お金をかけたいところ・シンプルにしたいところを分かりやすく設定できるので、価格重視派はぜひ検討することをおすすめします。

まとめ

挙式料はチャペルよりもリーズナブルですが、衣装についてはなかなか抑えづらいので
「神社結婚式は費用があまりかからない」とは言い切れません。
しかし、神社で挙げる結婚式は、一つ一つの儀式が由緒正しく厳かな雰囲気を醸し出し、和の伝統が肌で感じられるものです。
そのため最終的には、「豪華な雰囲気でみんなに喜んでもらえたことを考えると、とてもリーズナブルな結婚式だった!」というカップルの声が多く聞かれることになります。
神社での結婚式が気になるあなたは、「神社」「和装」などのキーワードで、色々なプランをチェックしてみてください。素敵な結婚式になりますように!

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