新型コロナウイルスの流行で、挙式披露宴が延期になった人も多いでしょう。
また、予想していなかった事態に、今後ウェディング予定だった人たちの心にも大きく不安が広がったと思います。
新たな生活スタイルが求められている今、結婚式の進め方や演出の仕方にも変化の兆しが見え始めています。
ここでは、これから結婚式をするカップルに向けて、コロナ後のウェディングで重視したいポイントをアドバイス。おすすめの演出アイディアをご紹介します。
コロナ後ウェディングで重視したいポイントとは
コロナ後の結婚式で重視したいポイントは、「いかにおもてなしの気持ちが伝わるか」ということです。
最近の結婚式のトレンドは、新郎新婦とゲストが一緒に楽しむことができる、一体感を感じられるものでした。
しかし、新型コロナウイルス感染症防止の観点から、今まで人気だった参加型演出は、しばらくの間自粛した方がいいでしょう。
派手な演出や見たことのないようなサプライズなど、エンターテインメント性ばかりを重視するのではなく、これからは、ゲストに居心地よく楽しんでもらえる内容を意識することが大切です。
コロナ後ウェディングのおすすめ演出アイディア
着席のまま全体写真
会場内に階段やバルコニーがあるなら、2階から全景を写してもらえないか相談してみましょう。
これであれば、新郎新婦もゲストも着席のまま、自然に楽しんでいる様子を撮影できます。結婚式当日の雰囲気を色濃く感じられる、思い出深い写真になるでしょう。
受付でゲストから2人へメッセージ投稿、披露宴中に発表
受付で新郎新婦へお祝いメッセージを書いてもらい、披露宴中に司会者から発表することで、ひとつのイベントになります。
他に、2人への質問を募集し、宴中に司会者が読み上げ、新郎新婦に答えてもらうというバージョンもおすすめ。
ゲストとつながることができ、会場も盛り上がります。
プロの生演奏を取り入れる
ピアノやバイオリンなど、プロのアーティストによる生演奏は、なかなか触れる機会の少ないもの。ゲストにくつろいでもらいたいなら、ぜひ生演奏を取り入れるといいでしょう。
会場にいる人たちの気持ちが和み、優雅であたたかな結婚式を演出することができます。
料理をワンランクアップ
ゲストに一番おもてなしの気持ちが伝わるのが、料理です。
料理よりも、演出やドレス、会場装飾の方が大切だという新郎新婦は多いかもしれません。
しかし、ゲストの心に最も残りやすいのは、料理なのです。
いかにも高級そうな会場でゴージャスな衣装を纏い華やかな結婚式を演出しても、料理がそれとかけ離れたランクの低いものであれば、ゲストを呆れさせてしまうことも。
自分たちのために来てくれた人たちに感謝の気持ちを届けたいのなら、料理が一番伝わります。
プロフィールムービーを少し長めに上映
プロフィールムービーの目安は5分程度ですが、少し長めの7~8分で映像を作り、じっくり見てもらうのもいいでしょう。
上映タイミングを、よくある新郎新婦の中座後から、前半or後半の「余興枠」に移すこともおすすめです。
なれそめを演技で再現したり、映像の中から2人がクイズを出題してのちに正解者にプレゼントを渡したりなど、「2人からの余興」として楽しんでもらうと盛り上がります。
余興は映像でもらう
映像なら、歌や漫才など大きな声を出す余興もOK。余興をしてくれる人に、映像でもらえるかどうかをお願いしてみましょう。
避けた方がいい演出
- バイト関連演出
- ビュッフェ系
- 突撃インタビュー
感謝を込めてケーキを一口届ける「サンクスバイト」、母から子への「ラストバイト」、誕生日祝いに贈る「バースデーバイト」など、生ケーキを使ったバイト演出は控えたほうがいいでしょう。また、デザートや料理のビュッフェ系も、今は避けた方が無難。
また、司会者からゲストにマイクを向ける突撃インタビューは、ひとつのマイクを使いまわして行います。人気の演出ですが、しばらくは自粛しましょう。
新型コロナウイルスの終息はまだまだ先になりそうですが、これからはウイルスとの共存を意識し、その中で楽しむことのできる演出で結婚式をすることが求められます。
ご紹介したアイディアはほんの一部ですが、工夫次第で楽しく幸せな結婚式は十分実現可能です。
ぜひ、コロナ後のウェディング計画に役立ててくださいね。
ウェブライターとして10年以上、さまざまなジャンルの記事を執筆する傍ら、ブライダルMCとしても活動中。ブライダル、ウェディングのトレンドや新郎新婦のニーズを日々身近に感じています。ウェディング業界に携わっているからこそ発信できる、リアリティ溢れる旬な情報をお届けします。