一生に一度の結婚式、後悔したくないですよね。しかしなかには、結婚式を挙げた際に「失敗した!」と後悔してしまった先輩新郎新婦もいます。何をもって失敗とするかは人それぞれですが、いかに結婚式当日を気持ちよく過ごせるか、また大切なゲストの皆さんに心おきなく楽しんでいただけるかどうかが、成功と失敗のボーダーラインとなるのです。
今回は、先輩新郎新婦に聞いた、結婚式のよくある失敗についてご紹介します。この記事を読んで、新郎新婦やゲスト、全員が満足する失敗のない素敵な結婚式を挙げていただきたいと思います。
食事に関する失敗
食事に関する失敗は、先輩新郎新婦からよく聞く失敗のひとつです。ゲストの皆さんは、もちろん新郎新婦の晴れの日を祝うために来てくれていますが、披露宴の食事も楽しみにされています。ご祝儀を持ってお祝いに駆けつけてくれているゲストの皆さんをおいしい食事でもてなすことは、結婚式における新郎新婦の大きな目的のひとつでしょう。結婚式の食事には、特に気を遣うことをおすすめします。
万人受けする食事を準備する
当日、結婚式に参加をしていただくゲストの方は、男女問わず幅広い年代層の方がいらっしゃいます。皆さんに楽しんでいただける食事を提供することが大切です。例えば、基本はコース料理でありながらところどころにブッフェ形式が混在する料理の場合、若いゲストだけなら問題ありません。むしろ、楽しく食事をしていただけることでしょう。しかしながら、ご高齢の方やご親族の方にはなかなか厳しいものです。ご高齢の方のなかには、足が不自由な方もいらっしゃいます。立って料理を取りに行くのは大きな負担となるのです。またご親族の方は、遠慮して取りに行きにくいこともあります。ゲスト全員に遠慮なく召し上がっていただける料理を選びましょう。
結婚式の料理といえば、和食、フレンチが主ですが、最近ではイタリアンを出すレストランウェディングもあります。どのジャンルの料理にもいえることですが、まずは事前に新郎新婦が試食をしてみることをおすすめします。どんな味なのか、冷たいものは冷たく、温かいものは温かく提供されているかがポイントです。自分たちで試食をしてみて、おいしいと感じたものなら安心してゲストにも召し上がっていただけるでしょう。
料理の量は充分に!
「料理が足りなかった」」これも先輩新郎新婦からよく上がる声です。これに関しては、選ぶ料理のグレードにもよります。グレードの低い料理は、グレードの高い料理より安い食材を使っているか、もしくは、品数を減らす、またその両方が行われています。それでも、満足感が得られる質と量であれば問題ありませんが、まれに、質も悪く、食べ終わってもお腹がいっぱいにならなかったということがあります。披露宴が終わって、「帰りにお腹が空いたからラーメンを食べて帰った!」なんてゲストから聞かされたらショックですよね。
そのようなことがないよう、やはり事前の試食をして質と量をチェックしてみていただきたいと思います。新郎新婦、別々のグレードを頼んで食べてみると比較対照ができてよいでしょう。
衣装・ヘアメイクでの失敗
結婚式の醍醐味といえば、新郎新婦にとっては、日頃着ることのない豪華な衣装に身を包むことでしょう。事前の衣装合わせを楽しみにしている方も多いと思います。衣装合わせは、何度もして納得のいく衣装で当日を迎えていただきたいと思います。ここでは、衣装やヘアメイクといった観点から失敗しやすいパターンをご紹介しましょう。
衣装について
花嫁の大きな楽しみである結婚式の衣装。和装にするか洋装にするか、ウェディングドレスはどんなデザインにするか、カラードレスはどんなカラーにするかなど、決めることがたくさんありますが、悩みながらも衣装を選ぶことは、花嫁の大きな楽しみのひとつです。結婚式の衣装には、事前に衣装を選ぶ“衣装合わせ”があります。この衣装合わせに際に気を付けておくことで、当日に失敗がなくなるのです。
衣装合わせの際には、以下の点について注意しましょう。
周りの意見に流され過ぎない
衣装合わせに立ち会ってくれるご家族の意見を参考にすることは大切です。しかし、周りの意見に流され過ぎて、本来の自分の好みのものでないものを選ぶと当日後悔することになります。
結婚式を行なう式場や会場に合った衣装を選ぶ
最近では、レストランウェディングなどといった比較的コンパクトな式場や、ビーチウェディングなどのアウトドアウェディングを選ぶ方も増えています。コンパクトな会場やアウトドアなどの会場では、ボリュームのあるドレスやトレーンの長いドレスは不向きです。マーメードドレスやエンパイヤドレス、Aラインドレスなどボリュームを抑えたドレスをおすすめします。
ヘアメイクについて
衣装同様、ヘアメイクは、花嫁にとって大きな課題です。日頃からメイクをしている女性にとって、美容師がしてくれる結婚式メイクは特別なものです。ただ、いつもと違うメイクに戸惑うこともあるかもしれません。その際には、遠慮なく担当してくれている美容師に言いましょう。また結婚式当日に、そのようなことが起こり、時間が押してしまうという事を避けるためにも、事前のヘアメイクリハーサルをおすすめします。
リハーサルには時間の制約もないので、自分のイメージと違う場合に美容師にその旨を伝えやすいのです。結婚式当日、自分が気に入ったヘアメイクでないと、気になってテンションも上がりません。ヘアメイクは、花嫁にとって結婚式の成功を左右するといっても過言ではないほど大切なものなのです。事前のリハーサルで、失敗のない結婚式にしてください。
また、プロに頼まず、メイク上手な友人に頼むというケースもあります。それもひとつの方法ですが、友人だと気に入らなかった時に遠慮して言えなかったり、わだかまりが残ったりします。その心配がある場合は、友人の申し出は「ゲストとしてゆっくり楽しんで欲しいから」とやんわり断って、プロにお願いしたほうが、遠慮することなく自分の希望を伝えたり、修正を求めたりすることもできます。
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「結婚式大好き!」「披露宴最高!」そんな風に思っている現役のプランナー・司会者であり、フリーのライター。時代とともにウェディング業界も変化を遂げていますが、いつの時代も結婚式はキラキラしていて素敵です!結婚式の楽しさや、魅力、また業界人だからこそ書ける記事をご提供いたします。長年結婚式に携わってきた豊富な経験をもとに、新しいお幸せの一歩を踏み出すお2人の参考になさってください。