大切な友人の結婚式。参加してお祝いしたいけれども、どうしても参加できない場合、どうしたらよいのでしょうか?
もしくは、花嫁の立場で、友人から欠席の連絡があった場合。その友人からどんなアクションがありうるのでしょうか?
欠席をするゲストの立場で、何をすべきなのか解説していきます。
欠席連絡は速やかに
まず、招待状の返信期限内で見えている状況については、その時点で連絡しておきましょう。「欠席」「できたら参加したいけど、まだ分からない」「いつ頃に出欠を確定できそうか」などです。
招待状の返信期限を過ぎても出欠が確定しない場合は、その後、出欠が確定した時点で、速やかに連絡するようにしましょう。
結婚式の準備は着々と進み、その過程で、様々なアイテムやおもてなしの発注をしていきます。席次表、お料理、引き出物など、各ゲストに対して用意するものも多く、それらには、数量変更(キャンセル)の期限があるので、出欠連絡は早いに越したことはありません。
欠席の理由は伝えるべき?
招待状を返信する際に、欠席とする場合、その理由は明記した方がよいのでしょうか?答えは、「その理由によります」。
特に、明記を避けるべきなのは、不祝儀(弔事など)や体調不良、業務多忙などの理由です。 「やむを得ない事情がある」という風に、内容の明記を避けて書くのがよいでしょう。
親しい友人の結婚式であれば、招待状の返信の際には理由の明記は避け、後日、対面した機会に口頭で理由を伝えるのもよいかもしれません。一方、身内や自身のおめでたい理由(出産など)の場合は、そのまま理由を書き添えても問題ありません。
お祝儀はどうするか?
お祝儀は、お祝いの気持ちとして渡すものです。お祝いの気持ちを込めて、ぜひ、送りましょう。
お祝儀の額は、状況に応じて変わってきます。お料理や引き出物などのキャンセルが可能な時期、つまり、概ね1ヶ月以上前に欠席連絡が済んでいた場合は、包む予定だった額の半分程度が目安です。
友人に3万円のお祝儀を包む予定だった場合は、1万5千円が目安となります。
直前の欠席連絡で、お料理や引き出物などのキャンセルが間に合わない場合は、包む予定だった額を全額送りましょう。
気持ちの伝え方は様々
お祝いは、お祝儀として出す以外にも、様々な手段があります。結婚式に出席できない立場だからこそできるお祝いの形もあるので、色々検討してみるのもおすすめです。
祝電を送ろう
欠席の場合、サプライズで祝電を送ると喜ばれることが多いです。送った祝電は、披露宴の中で読み上げられることもあるので、新郎新婦の胸を打つような想い出深い内容にすると、きっと素敵な演出の一部になります。
また、祝電には、シンプルなカード型、ぬいぐるみ付き、大きなバルーン付き、プリザードフラワー付きなど様々な種類があります。バルーンやプリザードフラワーなどは、そのまま、式の受付などに飾ることも可能です。祝電を送りたい場合は、サプライズであったとしても、必ず事前に式場に連絡し、送付方法(宛先、必着日時など)と送付物について共有をしておきましょう。
お祝いとして品物を渡す
友人という間柄であり、お料理などのキャンセルが間に合う時期に欠席連絡が済んでいた場合は、お祝儀ではなく品物+祝電という形でお祝いを出すのも、選択肢のひとつです。その友人が好きなもの、新生活に欲しがっていたものなど、この機会にお祝いとして贈ると喜ばれるかもしれませんね。
友人に招待されたら、ぜひ参加したい結婚式。それでも、どうしても、その想いが叶わないこともあります。
そんな時に、礼儀をわきまえつつ、祝福の気持ちを伝えるにはどうしたらよいのか、ぜひ参考にしてみて下さいね。

パンとコーヒー、白レバーと日本酒を愛する、30代転勤族サラリーマン。
実は、理系、そして二児の母。
あまり妻っぽくないタイプなので、家計はエリート転勤族の夫が握っている。
ライター業は、夫に内緒。
座右の銘は、「他人は自分を映す鏡」「これからの人生で最も若いのは、今日」。
夫とは遠距離恋愛中に結婚、その後1年ほど別居婚を経験。
この間、旅行三昧で、距離感覚がすっかりマヒしてしまう。
現在、同居4年目で新幹線通勤、定期代の高さには未だに慣れない。