心躍る一方で、多忙な結婚式の準備。初めてのことばかりで、圧倒されますよね。時間とやることに追われて、費用分担のこと、後回しにしていませんか?
プランナーさんと打ち合わせをする中で、どんどん高額な項目が出てきて、金銭感覚がマヒしていませんか?
結婚式は、とても高額な買い物です。ですから、費用の分担方法を検討することも、非常に大切です。後々になって、費用分担で揉めるカップルも、少なくありません。式や披露宴の詳細を決めてしまう前、遅くとも式の半年くらい前までには、パートナーとしっかり話し合っておきましょう。
また、情報量の多い式準備ですから、細かく分担することに決めた場合は、忘れないようにメモするのがおすすめです。
結婚費用の内訳を知っておこう
結婚式費用といっても、その内訳を見てみると、大きく3つに分類することができます。費用の分担方法を検討するにあたって、参考にしてみて下さい。
新郎新婦で共通の費用項目
挙式、会場、演出、司会者、写真やビデオ関係、機器の使用料(映像、照明、音響)
ゲストの数で変動する費用項目
料理、飲み物、装花、引き出物、プチギフト、ペーパーアイテム(席次表、招待状など)
新郎と新婦、各々にかかる費用項目
衣装関係(衣装代、アクセサリー、着付など)、ブーケ、ヘアメイク、ブライダルネイルやエステ
みんなは結婚式の費用をどう分担してるの?
ふたりもしくは両家で分担する、新郎もしくは新婦で全額負担する、新郎家で全額負担する。 比較的よくあるのは、この3つのパターンのいずれかです。
しかし、懐事情は各カップルそれぞれ。親族からの援助やお祝いの有無、地域の風習なども影響するため、分担方法は上記以外にも色々あるようです。
ふたりもしくは両家で分担するにあたっては、分担方法としていくつかのパターンが考えられます。
シンプルに、総額を半分ずつ負担
最もシンプルな分担方法です。費用明細の全額を、ふたりできれいに折半します。
新郎もしくは新婦が多めに出す
ふたりの収入差が大きい場合には、収入の高い方が多めに出すことも。収入差の度合いによって、いくら多めに出すかを決めるカップルも多いようです。
新婦が多めに出す
衣装関係で高くつくのは新婦側であることが多いです。気兼ねなく好きな衣装を選び、お色直ししたいという気持ちから、進んで多めに出す新婦も少なくないようです。
ふたりの共通項目のみ折半
新郎新婦で共通の項目のみ折半し、残りの項目は各々が出費するという方法です。衣装関係のみならず、ゲスト数も、費用面では気兼ねせずに済むのがメリットです。
総額をゲスト数で割る
比較的シンプルで、費用の総額をゲスト数で割って、各々が負担します。何か事情があって、片方のゲスト数が極端に少ない場合などにもおすすめです。
結婚式の費用はふたりだけで決めないで!
費用分担をふたりで決めてしまう前に、各々、親に相談するようにしましょう。本人たちが出費する心づもりでも、親が、家として出費する準備をしていたというケースもあります。地域によっては、新郎家が全額負担するものと考えるところもあるようです。
また、費用分担を親に相談すると、結婚式の予算について言及される場合もあります。ふたりの間でももちろんですが、両家でも、結婚式の予算や概要について認識を擦り合わせておきましょう。
結婚に関連する費用は、結婚式費用だけじゃない
結婚に関連する費用には、結婚式費用以外にも、新婚旅行の費用、新生活の費用などがあります。特に、新生活には、引っ越し費用や家具家電を買い揃える費用など、思ったよりもお金がかかるものです。そのため、まだ同居を始めていないカップルは、新生活の費用についても考えておくのがベターです。そして、それらの出費を考慮して、結婚式費用の分担を決めるのがおすすめです。
結婚式は、ふたりにとっても、両家にとっても、気持ちのこもった一大イベントです。特に、費用面についてはデリケートな部分もあるため、丁寧に対応していく必要があります。準備が進んでいくにつれて、予算の変更も難しくなってきますし、スケジュールも慌ただしくなってきます。お金に関することは、大切です。
後々揉めたりして後悔しないよう、早め早めに、丁寧に、話し合っておきましょう。
パンとコーヒー、白レバーと日本酒を愛する、30代転勤族サラリーマン。
実は、理系、そして二児の母。
あまり妻っぽくないタイプなので、家計はエリート転勤族の夫が握っている。
ライター業は、夫に内緒。
座右の銘は、「他人は自分を映す鏡」「これからの人生で最も若いのは、今日」。
夫とは遠距離恋愛中に結婚、その後1年ほど別居婚を経験。
この間、旅行三昧で、距離感覚がすっかりマヒしてしまう。
現在、同居4年目で新幹線通勤、定期代の高さには未だに慣れない。